【注目新馬】雄大な馬体持つシルヴィス、母と同オーナー・同厩舎からデビュー

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時が経つのは早いもので、2014年のエリザベス女王杯でヌーヴォレコルトとの叩き合いを制し、見事G1初制覇を成し遂げたラキシスも繁殖入りから3年強がたち、今年はいよいよ待望の初仔のデビューを迎える年となりました。

ディープインパクト産駒のラキシスはひとつ下の全弟サトノアラジンが安田記念も制するなど、セレクトセールで3000万円での取引は非常にお買い得だったと言えます。そしてその初仔もまた母ラキシスと同じ大島オーナーの元へ引き取られ、管理もまた同じ栗東・角居厩舎に決定、馬名はシルヴィスとして登録されました。

父がルーラーシップの牝馬で、父母ともに角居厩舎の管理馬だったという調教師としても愛着のある配合となりました。牝馬ながらというよりも、2歳馬としてもかなり大きい500kgを超える雄大な馬体を持っており、ラキシスが割と小柄だったことからルーラーシップよりの馬体となっていることが伺えます。ラキシス、ルーラーシップともに中距離以上を得意としていた馬なので、この配合はマイル路線よりもオークス、秋華賞を視野に入れているように思えます。

シルヴィスは先月23日にゲート試験を合格しており、今後は成長を促す予定で一旦放牧を予定とのこと。所有する大島オーナーは多数の競走馬を購入するタイプではなく年に1頭購入するかどうかといったタイプであり、その少数の中からラキシスを引き当てた強運の持ち主です。500kg超えの牝馬となると仕上がりも中々時間がかかりそうですが、ラキシスの乗れなかったクラシック路線にシルヴィスは向かうことが出来るのか、是非注目したいところですね。