【高松宮記念2016予想】サトノルパンが兄弟姉妹念願のGⅠを奪い取る!
2016年の高松宮記念は大混様に拍車を掛けるように、昨年の覇者エアロヴァロシティや登り馬ダンスディレクターの有力2頭が回避になるなど、体調調整も重要となる生き残り合戦模様となっています。
しかし先述の有力2頭が回避しても、阪急杯を勝利したNHKマイルの覇者ミッキーアイルをはじめ、2015年桜花賞馬レッツゴードンキ、GⅠで2着の実績のあるハクサンムーン、アルビアーノ、ウキヨノカゼ、スノードラゴン、サクラゴスペル、そして登り馬としてはビッグアーサー、エイシンブルズアイ、ローレルベローチェなど多種彩々の好メンバーが揃いました。
こうなると予想もレースも楽しみなのですが、2016年の高松宮記念はサトノルパンに注目しています。サトノルパンは、ミッキーアイルと同じディープインパクト産駒でディープ産駒の活躍とGⅠでの活躍は言うまでもないのですが、血統的にこの馬に注目したいのはむしろお母さんのエリモピクシーの方なのです。
エリモピクシーは、牝馬GⅠで活躍したエリモシックの全妹ということで注目されましたが
オープンまでは勝ち上がったものの重賞制覇は出来ずに繁殖に上がった馬です。ところが、この馬はお母さんになってからがかなり優秀で、リディル、クラレント、レッドアリオン、そしてサトノルパンとこれまでデビューした6頭中4頭も重賞制覇する子供達を輩出しているのです。
ただ、そんな優秀な子供達もGⅠは未勝利。これはサトノルパンがそろそろお母さんにGⅠ馬の母という称号を与えたいに違いないのです。
サトノルパン自体、重賞は2走前の京阪杯で初重賞を勝ったばかりですが、その時の2着馬がビッグアーサーでした。今回の高松宮記念で恐らく最有力の1頭と言えるでしょう。
それが前走のシルクロードSで6着に破れたことによってサトノルパンの注目度が微妙に落ちているのが実はありがたいところで、競馬もやりやすくなったでしょうし馬券的にも旨みが増してきました。これはエリモピクシー産駒兄弟姉妹念願のGⅠ勝利への布石としては万全となってきたようです。
さらに、中京競馬場は新装して直線に坂が出来て以来、芝の1200mは俄然差し馬が有利となってきているようです。さすがにGⅠレベルとなれば逃げ馬先行馬も強力でなかなか止まらないでしょうが、それでもハクサンムーンが調子を取り戻して行きっぷりが良くなったのに加え、ローレルベローチェ、アクティブミノルの逃げ争いに、ミッキーアイルが前々で早めにしかければ俄然差し馬にチャンスが出てくるでしょう。となれば差し馬のサトノルパンには展開面でもGⅠ制覇が見えてきているのです。
さらにさらに中京競馬場、そして左回りが久しぶりということで見てみても、3歳時には同じ中京競馬場で行われたファルコンSで直線で詰まりながらも勝ち馬に首差の2着がありますし、古馬になってから出走したGⅡ京王杯スプリングSでは6着に終わっていますが、ここでも2度3度前が詰まりながらも差してきて勝ち馬と0.2秒差まで来ているのです。全く問題はありませんし、不利さえなければ左回りでの重賞を2勝できていたかもしれません。
いよいよ、この高松宮記念ではサトノルパンが兄弟姉妹念願のGⅠを奪い取る可能性がはっきりと見えてきたようなそんな気がします。今回、不利さえなければ!!?