今週土曜の阪神メインは、芝1200mで行われる3歳以上オープンのハンデ戦「タンザナイトステークス」が開催。今年は登録23頭と頭数が多く、レース当日はフルゲート16頭での施行が濃厚な一戦となった。

過去の傾向を振り返ると、2020年から昨年までの4年間で1番人気馬はすべて4着以下に敗れており、信頼度は極めて低いレースといえる。一方で、2番人気馬は1勝2着1回、3番人気馬は2勝と安定感があり、上位人気の中では2、3番人気を軸に据えるのが現実的な選択となる。

ハンデ戦らしく波乱含みの傾向も強く、2着や3着には6番人気以下の伏兵がたびたび台頭している。所属別では関西馬が主力を占めるが、連下には人気薄の関東馬が絡むケースも目立ち、馬券的な妙味は大きい。

世代別では3歳馬が0勝と苦戦しており、今年出走予定のサトノカルナバルもデータ上は不安材料が多い存在だ。注目したいのは関東馬アサカラキングである。近2走は大敗続きだが、阪神芝1200mでは連対率100％と相性は抜群だ。条件替わりで一変があっても不思議はなく、復活の走りに期待がかかる。データと舞台適性を重視するなら、今年のタンザナイトSも一筋縄ではいかない一戦となりそうだ。