【JRAマイルCS2023】1週前追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3を公開
秋のマイル王決定戦「マイルチャンピオンシップ」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回はその中でもとくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみましたので、予想の際にお役立てください。
セリフォス(牡4、中内田充正厩舎厩舎)
11/9(木)栗東・CW(良)6F80.8-1F10.7(馬なり)
川田将雅騎手を背に栗東CWコースで3頭併せ。僚馬2頭を追いかけるかたちで進めましたが、2コーナー手前あたりで早々に交わしていき、再び隊列を組み直すも3コーナーで他厩舎の馬が交わしていくのに反応して再び併せ馬2頭を追い抜き、その後は後続を振り払って最後は単走のようなかたちになってゴールしました。全体時計の80.8も好時計ですが、強めに追われたラスト1Fは自己最速となる10.7の猛時計をマークし、約5ヶ月の休み明けを感じさせない動きを披露。追い抜き追い抜かれと予定通りの併せ馬は出来なかったところはありますが、この馬自身の動きと時計は抜群で、我慢が利かなかったというわけでもありませんので、現時点での実力はきちんと出し切れる好状態にありそうです。
ソーヴァリアント(牡5、大竹正博厩舎)
11/9(木)美浦・W(良)6F80.7-1F11.3(馬なり)
池添謙一騎手を背に美浦のWコースで2頭併せ。古馬1勝クラスの僚馬ライブリームーランを5馬身ほど追走し、徐々にピッチを上げて直線では強めに追われ、ラスト1F11.3の好時計をマークして1馬身遅れてゴール。相手を交わし切ることは出来ませんでしたが、大きく追走してのもので、相手も調教駆けするタイプの馬ですので、遅れ自体は気にしなくて良いでしょう。この馬自身は最後に鋭く反応して11.3の切れ味を見せているので、仕上がり自体は上々と見て良さそうです。輸送も控えているので最終追いはおそらく軽め。この1週前が実質的な最終追いと考えれば、順調に仕上げられていると言えそうです。
ナミュール(牝4、高野友和厩舎)
11/9(木)栗東・坂路(良)4F55.8-1F12.0(馬なり)
栗東坂路で単走。前半はゆったりと折り合いに専念し、しまい重点に追われるいつものパターン。時計的にも前走とほぼ同じですが、弾むようなフットワークで素軽さは前走以上に見えます。前走の富士Sの追い切りでも最終追いは坂路でラスト1F11.9の好時計をマークしており、休み明け初戦から状態面の良さが目立っていました。使い減りするタイプの馬でもあるので、休み明けの動きはいつも絶好ですが、秋2戦目となるここもこの時計なら高いレベルで好調をキープできていると見て良さそうです。