【TUF杯2024予想】狙い目はイルクオーレ、前走大敗もリフレッシュ効果で巻き返しなるか？

福島の土曜メインはダート1150mで行われる3勝クラス「TUF杯」が開催。

近走成績の良さで見ると、約3ヶ月の休み明けから1勝クラス、2勝クラスと連勝中のアメリカンフェイロー産駒の3歳牡馬のエスカル、前走でこのクラス2着に入っているパイロ産駒の5歳牝馬のサザンエルフが人気を集めそうな気配。

エスカルは2走前の1勝クラス、前走の2勝クラスといずれも京都のダート1200mで逃げ・先行で連勝。2走前の1勝クラスでは番手追走から直線先頭に立って後続に2馬身半差をつけて押し切る強い内容。休み明けでも仕上げられており、力をしっかりｔ発揮してくれた。逃げても強そうな気配をここで漂わせていたが、続く前走のリボン賞では見事に逃げる競馬を見せてくれた。最内枠からダッシュして先手を取って逃げていき、直線入っても勢いは衰えず、後続に1馬身半差を付けて見事な逃げ切り勝ちを果たした。近2戦で手綱を握っている松若風馬騎手とも手が合っており、継続騎乗も好材料だ。今年1月の京都開催で10着に崩れてしまったのを除いては安定感ある走りを見せており、今回も前目からの競馬を展開してくれそうだ。

サザンエルフは前走の安芸S・2着から参戦。今年は初戦の春風S・2着、ブラッドストーンS・4着、前走の安芸S・2着と3勝クラスで連続好走しており、このクラス卒業も間近だろう。福島のダートコースは2戦して【1-0-1-0】と馬券圏内を外しておらず、適性は証明済み。テン乗りの田口貫太騎手だった前走から乗りなれている菅原明良騎手への乗り替わりも好材料。福島ダートでまだ勝ちがないエスカルと比べて舞台は有利といえるかもしれない。

ハンデ戦だけに前走着順を気にせず狙うとすれば、3ヶ月の休み明けとなるが同クラスは3着の実績もあるロードカナロア産駒の6歳セン馬のイルクオーレは狙い目かもしれない。主戦の吉田豊騎手が引き続き騎乗予定となっており、休養前の船橋ステークスは4番人気12着と大敗を喫しているが、鼻出血を発症してのもので、立て直した今回は人気も落ちるだけに馬券妙味がありそうだ。