【TVh賞2024予想】二桁人気馬が4年連続台頭中の難解レース

今週から開幕となる札幌競馬の土曜メインレースに組まれているのは、芝1200mで行われる3歳以上3勝クラスの特別戦「TVh賞」。

2020年から2022年までは、この条件はしらかばステークスとして行われており、その3年間も含めた過去4年のデータでみると、1番人気馬1勝、2番人気馬2勝で、上位人気馬が安定しているように思える。ただ、二桁人気馬が5頭も馬券に絡むなど、人気馬と人気薄馬ともに警戒しなければいけない難解なレースとなっている。3連単、3連複ともに過去4年はすべて万馬券となっており、穴馬の台頭は今年も警戒が必要と言えよう。

馬齢別でみると4歳馬が不振となっており、2勝を挙げてはいるものの着外も多い世代となっている。オウバイトウリ、ドナベティの3歳馬が今年は参戦を予定しているが、データ的には判断が難しく過去2頭が出走し、2着1回となっている。

二桁人気馬の中から絞りこむなら牝馬が狙い目で、台頭した5頭中4頭が牝馬となっている。先日の函館記念でアウスヴァールで逃げて3着に粘りこむなど、人気薄馬と古川吉洋騎手のコンビは今週も注意しておきたいところ。エイシンヒカリ産駒の6歳牝馬のタツリュウオーはここ2戦8着、12着と大敗が続いているものの、函館芝コース2勝の実績があり、札幌の芝コースは初参戦だが無欲の追い込みに警戒したい。

また、同じく函館芝コースで勝ち鞍があり、札幌芝コースも3戦して2着1回3着2回と洋芝と相性がいい5歳牝馬のブッシュガーデンも積極的に狙ってみたい1頭だ。