【安田記念2023予想】雨はむしろ歓迎!本命と対抗は〝この馬〟だ
絶対視されていたアーモンドアイが2年連続で敗れるなど、近年は波乱の多い安田記念。今年は上位拮抗ムードに加えて東京は前日土曜まで雨ということで、ひと波乱ありそうな様相となっています。
重馬場適性の高さを重要視するなら、外せないのはソウルラッシュです。
昨年のマイラーズCの覇者で、続く安田記念では13着に敗退。今年も昨年同様マイラーズCを使ってからの参戦となります。
稍重以上の芝レースは3戦3勝と好成績で、昨年のマイラーズCも雨の影響でタフだった稍重の馬場をメンバー最速の上がりを使って快勝しています。
良馬場でも好位から突き抜けておかしくない末脚は持っている馬ですが、タフな馬場となれば、馬場不問の同馬にアドバンテージが生まれてくるでしょう。
今年のマイラーズCでは、中団前目から外をまわって勝ち馬と0秒1差の3着に好走。勝ち切った昨年よりも順位は下回りましたが、この内容で差のない3着なら問題はありません。
昨年の安田記念を振り返ってみますと、序盤はスローペースを後方追走という展開。直線は内から伸びていくぞというところで包まれてしまい、すぐ前を走っていたロータスランドに寄られる不利があり、ブレーキがかかってしまっての13着敗退という内容でした。伸び切っていれば結果は違っていたとも捉えられる一戦だったと感じます。
高速馬場だった昨年とは違って今年は雨の影響を大きく受けそうな気配。直線で昨年のような不利を受けさえしなければ、今年は勝ち切ってくるでしょう。ということで本命はソウルラッシュです。
続いて相手ですが、こちらも重馬場適性の高い馬から選出。その馬は前走NHKマイルCを勝った3歳牡馬シャンパンカラーです。
そのNHKマイルCは途中で降り出した雨の影響で時計のかかる外差し馬場となり、後方で控えた同馬は見事外目から伸びて差し切って快勝。
2走前のニュージーランドTでも、前日の雨の影響で荒れ馬場となったタフな中山マイルを好位から最後まで渋太く脚を伸ばして3着に好走。前走は雨の追い切りで自己ベストも叩き出しており、雨は大歓迎の口でしょう。
また、東京マイルは3戦3勝と舞台適性も問題なし。斤量も前走の57kgから一気に3kg減の54kgと絶好の条件が揃っています。
個人的に、レベルが高かった昨年の3歳世代と比べて今年はそこまで高くないという印象を受けますが、この世代で古馬と戦う最初の1頭ということで世代のレベルを測る上でも注目している1頭です。
まだ世代レベルを決めつけるのは早すぎるとも言えますし、ここは絶好の条件が揃ったシャンパンカラーを期待の意味も込めて有力視したいと思います。
ということで今年の安田記念は本命ソウルラッシュ、対抗シャンパンカラーという予想で勝負したいと思います。今年はソダシやジャックドール、セリフォスあたりが人気をかなり吸ってくれそうなので、妙味もある2頭ということで来れば高配当も期待できそうです。