【府中牝馬S2017】道悪で狙いたい“2頭”とは？

ここは多くの実績馬が顔を揃えました。まずは優勝の最有力候補、ヴィブロス。昨年の秋華賞馬で、今年のドバイターフを勝利しG1を2勝。ドバイからの休み明けではありますが、能力の高さはメンバーの中ではトップと言っていいでしょう。ドバイターフで勝利し1着賞金4億円を手にしました。本賞金にも総賞金にもJRAのレース上では反映されませんので、少し盲点になっていますが、海外の1流馬を相手にアウエイでの勝利は非常に価値があります。休み明けでG1の前哨戦ではありますが、しっかりとここは格好をつけておきたいところです。初の東京コースとなるのでコース適性がどうかというところも注目ポイント。東京コースを含め、国内では左回りを走った事がありませんので、ここで好走できれば今後のレース選択の幅も広がることでしょう。

今週末は雨！道悪で狙いたい“2頭”とは？

さて、今週末は雨の予報となっておりますが、雨や重馬場適性が高そうな馬としてアドマイヤリードにも注目させていただいております。ヴィクトリアマイルを強烈な末脚で快勝し、3歳時に達成できなかった悲願のG1制覇を達成。稍重の東京コースでG1メンバー相手に強い競馬ができた点は今回のレースにおいても大きなプラス材料となります。前走のクイーンSは消化不良の1戦で6着に敗れていますが、デキや洋芝適性を考えれば良いガス抜きになったのではないでしょうか？今回は満を持して出走してきます。

そして最後は稍重馬場で2勝しているクインズミラーグロ。オープンに再昇級してからは、5戦連続で牝馬限定重賞を使われており、今年は牝馬路線をひたすら進む5歳馬です。その戦績は、愛知杯3着→中山牝馬S3着→福島牝馬S3着→マーメイドS2着→クイーンS3着と勝ちきれない競馬は続いていますが、馬券を買う側からすれば軸にしやすい馬です。馬体重の増減も多く、距離もコースもバラバラ、それでもしっかりと伸びてくる安定感は流石の一言。今回もしっかりと指定席の3着以内に入れるか注目です。

今週は金曜から雨で週明けまで続く予報となっております。開幕2週目の東京競馬場とは言え、雨や道悪に強い馬には十分警戒しておく必要があるでしょう。