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【ファンタジーS予想2025】浮上の条件は「前走での上位実績」&「逃げ・先行馬」

2025/11/01 05:00
【ファンタジーS予想2025】浮上の条件は「前走での上位実績」&「逃げ・先行馬」

京都の土曜メインは、飛躍を夢見る2歳牝馬によるG3「ファンタジーステークス」が開催。かつては比較的堅い決着が多いレースだったが、近年は二桁人気馬の台頭が相次ぎ、一転して波乱の激戦区となっている。ただし、注目すべきは「勝ち馬はいずれも前走で勝利していた」という共通点。過去10年で前走1着馬は【9-5-6-57】と圧倒的で、人気の有無にかかわらず前走を制していた馬が頂点に立っている。

出走メンバーの多くが勝ち上がり直後というわけではなく、重賞や特別戦で善戦していても勝ち切れていない馬は、頭で狙うにはやや分が悪い。前走勝ち馬が有利といっても、間隔が空きすぎていると仕上がり面での不安が残る。とはいえ、2・3着には前走を勝った馬が多く、必ずしも大敗明けがマイナスとは限らない。

結局のところ、当日の人気よりも「前走でどれだけ上位の走りを見せたか」が勝負の鍵を握る一戦となる。脚質面では、差しや追い込みも決して届かないわけではないが、例年好走しているのは「逃げ」(0-4-0-3)と「先行」(3-1-3-15)の先行勢だ。4コーナーを先頭、またはその直後で回った馬がほぼ毎年馬券に絡んでいる。

今年の出走馬で前走勝ち馬は4頭。そのうち1頭はオープン勝ちの実績を持つが、休み明けかつ九州産という点で評価を割り引きたい。軸は残る3頭から選ぶのが妥当だ。

未勝利戦を逃げ切ったメイプルハッピーは2戦連続で逃げる競馬を展開。前走の1600mから1F短縮となるが、先行力の高さは同舞台でも魅力となる。ペース次第では控える競馬も可能で、マイル経験がここで生きそうだ。

フェスティバルヒルは前走の新潟2歳Sで3着に好走。スローペースのマイル重賞で差して3着は負けて強しの内容で、距離短縮の1400mならより持ち味を発揮できそうだ。今回はスピード色の強い馬が揃っているので、坂の下りから加速していけば後ろからでも届く可能性は高い。

メイショウハッケイは2敗こそあるが、連は外しておらず安定感のある走りが光る。前走も直線では一気に先頭まで突き抜けるかくらいの勢いを見せており終いの脚は強かった。既に同舞台を経験しているのは強みで使われて良くなってきていれば前走以上の結果が期待できそうだ。

そしてフルールジェンヌはデビュー戦で逃げ切りVを果たして快勝。続くりんどう賞はメイショウハッケイとハナ差。控えたあちらに対してこちらは好位から先行し、直線では内から伸びての3着と粘り強さが光った。キャリア3戦目でさらなる上積みが見込める。

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