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【JRAホープフルS予想2025】データが示す王道路線、注目はこの4頭

2025/12/27 05:00
【JRAホープフルS予想2025】データが示す王道路線、注目はこの4頭

土曜の中央競馬はG1が2鞍組まれる豪華な番組構成となり、さらに両レースに匹敵する本賞金のG2も加わる異例の一日だ。その中で中山メインを飾るのが2歳王者決定戦となるG1「ホープフルステークス」である。

G1全制覇がかかる武豊騎手は阪神カップに騎乗予定で、ホープフルSでの偉業達成は来年以降に持ち越しとなった。

近年の傾向を見ると、2021年、2022年は1番人気が馬券圏外に敗れたものの、直近2年は1番人気が連続で勝利している。基本的には人気サイドが強いレースである一方、3年連続で二桁人気が馬券に絡んでおり、決して堅い一戦ではなくなっている点も押さえておきたい。

勝ち馬に近いローテーションとして注目されるのが、前走で東京スポーツ杯2歳Sを使った組だ。上位人気で好走していれば信頼度は高い。また、2017年の勝利以降は長く馬券から遠ざかっていた京都2歳S組が、ここ3年連続で2着に好走しており、連軸としての価値が高まっている。頭で狙うならリステッド以上からの臨戦馬が中心で、格下条件からの参戦馬は連下評価が妥当だ。

脚質面では基本的に前有利だが、道中後方でも勝負所で一気に動けるタイプなら差し込みは可能。キャリア面では2~3戦が優勢で、4戦以上の場合は内容を精査する必要がある。

以上を踏まえて注目したいのが4頭だ。ジャスティンビスタは評価を覆すかのような鮮やかなデビュー連勝を飾り、安定感は高い。大崩れは考えにくく、連軸として信頼できる存在だ。アンドゥーリルは人気に応えて連勝中で、舞台替わりは鍵だが、3場で好走してきた対応力は魅力だ。バドリナートはリステッド以上の勝ち馬4頭の一角で、坂井瑠星騎手の立ち回りにも期待がかかる。ウイナーズナインは前走でジャスティンビスタに敗れたが、西村騎手との2度目のコンビで巻き返しが見込める。

混戦模様ながら、傾向を踏まえた取捨が結果を左右する一戦となる。今年のホープフルSは実力とローテーションを重視して臨みたい。 

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