【朝日杯FS予想2024】絶好の狙い目は展開利が見込めるアドマイヤズーム

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京都のマイルを2戦走ってきたアドマイヤズーム。デビュー戦こそ4着に敗れたが、他馬との接触が影響してのもので、力負けではない。続く未勝利戦は緩みのないペースを番手から追走し、勝負どころで抜け出す正攻法の競馬で3馬身差の完勝を果たした。

序盤は速いラップで流れ、中団で緩み、後半にペースアップという展開だったが、これは先週同じ京都のマイルで行われた阪神JFと似た展開だ。今回は先行馬が多く揃っているが、スローペース経験が多い馬ばかりでどこまで速くなるかは未知である。

とは言え、G1ともなればやはりペースは速くなる可能性が高い。阪神JF同様の中弛みになる展開になれば、ギアの上げ下げに対応できるアドマイヤズームにアドバンテージが生まれてくるだろう。京都コースは経験済み、多頭数も経験済みと他馬よりも有利な経験を積んでいる点も好材料だ。

父モーリスは特にマイルから中距離で高い実績を持っており、母父ハーツクライもスタミナと末脚に定評がある。近2戦のマイル戦を見ても分かる通り、やはりマイル戦におけるパフォーマンスは高い。モーリス産駒初のマイルG1制覇がかかっており、期待度も高い。

重賞戦線を戦ってきたメンバーが人気を集めることが予想される今回は、伏兵的な立場での参戦が濃厚。妙味のある1頭となりそうだ。重賞初挑戦で11月の未勝利戦からの上積みもそこまで見込めないが、ここと親和性の高いレースを経験している点や京都適性の高さを考えると、無視はできない1頭だ。