【葵S予想2021】オールアットワンス、控える競馬で穴をあけるか?

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今週土曜の中京メインレースは、今年で開催第4回目となる重賞・葵ステークスです。

中京コースの芝1200mということで、高松宮記念と同じ舞台で行われるレースで、若きスプリンターにとって重要なレースとなっていますが、フルゲート18頭に登録25頭ということで、抽選状況だけで言えば日本ダービーよりも狭き門となりました。

収得賞金900万円組が抽選対象となっており、その中にも魅力的な競走馬が含まれるレースとなっていますが、今回注目したのはオープン勝ち実績のあるマクフィ産駒・オールアットワンスです。美浦・中舘厩舎の管理馬で、今回は和田騎手との新コンビで挑む予定となっています。

これまでの戦績をみると4戦2勝となっており、デビューは福島コースの芝1200m、連勝となったカンナSは中山コースの芝1200mということで、これまで4戦すべて芝1200mを使ってきており、ここ2戦は3着、5着と結果が残せていないものの、前走のマーガレットSでは、これまでの先行押し切りの競馬から、控える競馬で勝ち馬のアスコルターレ相手に1馬身差と、着順こそ5着だったものの、展開次第で逆転も見込める内容となっています。

新馬戦が2番手から抜け出して勝利、2戦目のカンナSは逃げ切り勝ち、と結果が出ている内容は先行押し切りとなっていますが、いずれも少頭数での内容となっており、控える競馬を前走で試せたのは、フルゲート必至の今回は武器になりそうです。

実績馬では、京王杯2歳S勝ち馬のモントライゼにルメール騎手、橘S勝ちのダディーズビビッドには久々に武豊騎手が騎乗と、相手関係は前走以上に強力にはなりますが、斤量をみると54kgということで、上位陣とは3kg差があり、逆転の目も十分にありそうです。

母のシュプリームギフトも函館スプリンターズステークス2着、キーンランドカップ3着など、芝短距離重賞で活躍していたこともあり、今回の舞台こそ狙いたい1頭といえそうです。