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【中山金杯2026予想】主役は中山巧者のアンゴラブラック、重賞初Vへ条件揃った

2026/01/01 04:00
【中山金杯2026予想】主役は中山巧者のアンゴラブラック、重賞初Vへ条件揃った

前走のアイルランドTで2着に好走したアンゴラブラックが、中山金杯で重賞初制覇を狙う。年明け初戦の2月に1勝クラスを勝ち上がると、4月の2勝クラス、6月の3勝クラスを連勝し、破竹の3連勝でオープン入り。前走のアイルランドTは重賞初挑戦ながら、プラス10kgと良化途上の馬体で半馬身差の2着に食い込み、能力の高さを証明した一戦だった。

内容も非常に濃い。極限の上がり勝負で外差しが決まるレース質の中、唯一インを突いて伸びてきたのがアンゴラブラックだった。早仕掛けの影響があったとはいえ、力を示したナテープに先着した点は高く評価できる。この条件下で走れたこと自体が大きな収穫で、上がり勝負への適性をはっきりと示した。戸崎圭太騎手も「この馬のレースができた。力をつけている」と成長を実感するコメントを残している。

これまでの戦績は【4-2-0-1】。唯一馬券圏外となったノエル賞・4着も、かなり縦長の特殊な展開で参考外と言っていい。中山では4戦2勝、2000mでは4戦3勝と条件適性は抜群だ。明け5歳ながらキャリアは浅く、伸びしろも十分。ハンデは55kgに決定し、勝てば中山金杯では2001年カリスマサンオペラ以来、実に四半世紀ぶりとなる牝馬Vとなる。

最終追い切りも好内容だ。24日に美浦Wコースで戸崎騎手を背に6ハロン83秒2―11秒5をマークし、僚馬に1馬身先着。尾関調教師も「中山の芝2000mは合う。この馬のパフォーマンスを出せれば」と期待を寄せる。東京の瞬発力勝負では勝ち切れなかったが、操縦性と競馬センスが生きる小回り中山に替わる今回は条件好転。飛躍の26年へ向け、アンゴラブラックは万全の態勢でタイトル奪取に挑む。 

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