【バーデンバーデンカップ2016予想】ムラ駆けの大器、ジャストドゥイングが馬力で連勝街道へ!
そろそろ馬場が荒れてきた福島競馬場で今週行われるのがバーデンバーデンカップです。ハンデ戦の1200mということで予想が難しいのに加え、この時期の福島競馬場の馬場は荒れ加減でスピードだけでなく馬力も必要となるため、さらに難しくなるレースです。
しかし今年はまさにこの時期の福島の馬場が合いそうで、バーデンバーデンカップで好走必至な馬がいます。その馬は、ムラ駆けの大器、ジャストドゥイングです。
ジャストドゥイングは、前走今回と同じ福島競馬場で行われた1600万のテレビュー福島賞を快勝しました。その前走は、約半年の休み明けながらも降級一戦目で2番手から抜け出す横綱競馬で勝利しました。もともとがムラ駆けする馬で、これまで12戦して4勝しているのですが、なんと2,3着が一度もありません。それどころか負けた8戦中、掲示板には1度しか載っておらず勝つときは勝つが、とにかく大敗が多い馬なのです。
このようにムラ駆けな馬だけに、前走勝っても続けて好走することは疑問符がつくところですが、今回は連続して好走する確率が実は高いのです。
まず、ジャストドゥイングは540kgを超す大型馬なので休み明けよりも叩いて良くなるタイプで、これまでも休み明け2戦目は2戦2勝と一番好走しているのです。ですから、大型馬は2走目のポカが気になるところですが、ジャストドゥイングに関しては2走目が一番走る傾向があるので大丈夫と言えます。
そして、福島の荒れた馬場も大歓迎なのです。540kgを超える馬体重ですからパワーは文句なくあるでしょうし、ジャストドゥイングはこれまで5回1200mを走っているのですが、最速タイムが1分8秒とオープン馬にしては物足りないほど持ち時計がありません。でもその中で2勝しているということは、時計の掛かる馬場が得意だと言うことになるのです。前走の時計が1分8秒2でしたが、馬場はさらに荒れてきています。より時計が掛かりそうな中、そこから斤量は3kg減です。まさにジャストドゥイングが好走するためのレースと言ってもいいかもしれません。
さらに、今回は鞍上が田辺騎手となります。ジャストドゥイングには初騎乗となります。ただこの馬には、これまで12戦で9人の騎手が乗っているのですが、勝った4戦のうち3戦は騎手が初騎乗での勝利となっています。騎手代わりも問題ありません。それどころか、できることならここで田辺騎手で好走して、そのまま田辺騎手のお手馬になってもらえれば、ジャストドゥイングは短距離GⅠ路線に進むことも十分可能となるのではないかと思うのです。これまでのムラ駆けは騎手が変わることもその理由の1つであれば、今後短距離GⅠ戦線に進んでいくためにも田辺騎手の乗る今回は、ジャストドゥイングにとっても試金石といえそうです。
ムラ駆けの大器、ジャストドゥイングがその馬力で連勝街道へ進んでいき、そのまま鞍上田辺騎手でGⅠ戦線にまで進んで行ってもらいたいと思います。
まずは、今回のバーデンバーデンカップ。秋のGⅠ戦線に向けて、ジャストドゥイングにとっても非常に楽しみな一戦になりそうです。