【愛知杯2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は？

牝馬限定のハンデG3「愛知杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

アートハウス（牝4、中内田充厩舎）

1/11（水）栗東・CW（良）5F70.2－4F53.9－3F37.8－1F11.1（馬なり）

栗東CWコースで単走。序盤はゆったりと入って折り合いに専念し、しまい重点に追われて直線は11秒1の猛時計をマークしてゴール。1週前にびっしり追われているので、最終は調整程度という内容。それでもしまいは抜群の反応と切れ味を見せて好仕上がりを印象付けています。1週前はCWコースを単走で一杯に追われ、6F81.5－1F11.3の好時計をマーク。全体時計は自己ベストと同等の好時計、しまいも力強い反応でラスト1Fは11秒3としっかり動いてここでも圧巻の切れ味を披露しました。全体時計、加速ラップ、しまいの切れなどどれを取っても文句なしの追い切りで、臨戦態勢は整ったとみて良いでしょう。

エリカヴィータ（牝4、国枝栄厩舎）

1/11（水）美浦・南W（良）5F67.5－4F51.5－3F37.5－1F12.0（強め）

美浦の南Wで3頭併せ。3歳新馬のエリカソレイユと、3歳1勝クラスのルージュクレセントを前に置いて最後方から追走。スムーズな加速ラップで取り付いて直線は最内からしっかりと追われると、ラスト1F12秒0の脚で伸びて併入しました。調教ではよく動くタイプで今回時計的にはこの馬としては抑えた方ですが、見せ鞭に対する反応が非常に早く、ギアを変えてからの伸びは優秀です。前走のターコイズSでは直線で内にモタれるところが見られましたが、追い切りでは最内からしっかりと真っ直ぐに伸びていますし、重賞勝ちの実績がある左回りの2000mへかわるここはパフォーマンスも上がってきそうです。

アイコンテーラー（牝3、河内洋厩舎）

1/11（水）栗東・坂路（良）4F50.8－3F37.4－2F24.5－1F12.3（馬なり）

栗東坂路で単走。しまい重点に追われ、ラスト2Fは12秒2－12秒3の加速ラップで伸びてゴール。ここへ来て全体時計の自己ベストを更新し、しまいも好ラップでまとめてゴールと好調ぶりがうかがえる内容の追い切りを消化してきました。秋初戦から今回で4戦目となりますが、しっかり順位を上げて使われながら気配が上向いてきている印象です。間隔が空いて臨んだ昨年の新潟大賞典では大きく順位を落として負けているので、使われて良化していくタイプの可能性も高そうです。4勝全てを左回りで挙げており、心身ともに上々の状態のここは持てる力をしっかり発揮してくれそうです。