【JRA阪神カップ2021予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は？

阪神競馬を締めくくる重賞「阪神カップ」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

グレナディアガーズ（牡3、中内田充厩舎）

12/22（水）栗東・坂路（良）4F57.4－3F38.9ー2F24.3－1F12.0（馬なり）

C.デムーロ騎手を背に栗東坂路で単走。上がり重点の内容とあって全体時計は平凡ですが、フットワークや行きっぷりは文句なし。1週前はCWコースで5F67.7－1F11.7の好時計をマークしており、全体時計や加速ラップも優秀です。長めに追われて好時計をマークしており、最終でも流す程度の調教でしたが好ラップを刻んでいます。テンションを上げ過ぎないよう馬なりメインの調整でしたが、中4週と間隔も短めなので、体はすでに出来上がっている印象。十分に態勢は整っていると見ます。

ソングライン（牝3、林徹厩舎）

12/22（水）美浦・南W（良）5F67.8－4F52.3－3F37.2－1F11.4（一杯）

美浦の南Wで2頭併せ。僚馬ブロードマリーを3馬身先行させ、直線は内から差を詰めると、一杯に追われてラスト1Fは11.4と強烈に弾けて3馬身先着しました。ソラを使うところが最近見られるので、相手を交わしてからもしっかり追われて走りきりました。1週前は南Wで2頭併せを行い、一杯に追われて5F66.6－1F11.2と自己ベストに近い好時計をマークして2馬身先着する好内容の追い切りを消化。手前の変換もスムーズでしたので、右回りへの不安はなし。秋の大目標を同レースに定めて臨んでくるだけに、しっかり態勢は整っている印象です。

ルークズネスト（牡3、浜田多実厩舎）

12/22（水）栗東・CW（良）6F84.8－5F69.5－4F54.3－3F38.4－1F11.7（馬まり）

栗東CWコースで単走。馬場の外を大きく回って直線追われると、良い反応と行きっぷりで伸びてラスト1Fは11.7の好時計をマーク。1週前はC.ルメール騎手を背にCWコースで追い切りを行い、6F82.5－1F11.5とここでも終いは絶好の時計をマーク。前走の最終追いでも外目を大きく回して息を整える程度でしたが、軽めながらも大きなフットワークで軽快さを見せて好時計をマークしており、いつも追い切りは良く見せてくれるタイプです。今回も高いレベルの状態はキープできている動きで、仕上がりは順調と見て良いでしょう。