安田記念制したダノンキングリーが引退、種牡馬入り
今月12日に香港のシャティン競馬場で行われた香港マイル(8着)でラストランを迎えたダノンキングリー(牡5、萩原清厩舎)が22日、同日付で競走馬登録を抹消し、現役を引退したことが明らかになった。管理する萩原調教師が同日発表した。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。
ダノンキングリーは2018年10月に東京の1600mでデビュー。デビュー3連勝で2019年の共同通信杯を制して重賞初勝利を達成すると、同年の皐月賞・3着、日本ダービー・2着とクラシック戦線でも活躍。2020年の毎日王冠と中山記念を制すなど1800mのG2戦線で勝ち星を挙げたが、マイルへの距離短縮ローテーションで挑んだ今年の安田記念で、8番人気ながらマイル女王・グランアレグリアを破って悲願のG1初制覇を果たした。
ダノンキングリーは父ディープインパクト、母マイグッドネス、母父Storm Catという血統。通算成績は14戦6勝、うち重賞は4勝。父譲りの抜群の切れ味が魅力で、種牡馬としても豊かなスピードを産駒に伝えることが期待される。ダノンキングリー号、お疲れさまでした。