夏の女王決定戦「クイーンS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

アルジーヌ（牝5、中内田充正厩舎）

7/30（水）函館・W（良）5F70.2－4F53.7－3F39.3－1F12.5（馬なり）

函館Wコースを単走。程よい前進気勢を見せ、力強いフットワークで登坂しラスト1Fは12秒5をマークしてゴール。1週前は栗東CWコースを単走で追われ、5F70.0-1F11.2をマークしました。しまいは強めに追われ、11秒前半の末脚を披露。1週前に栗東CWコースで負荷をかけ、最終追いでしまい重点の調整は昨年と同じパターンで、今年も好気配です。春G1だった前走からのダメージは見られず、ここ目標にきっちり整えてきた印象を受けます。

フェアエールング（牝5、和田正一厩舎）

7/30（水）札幌・ダート（良）5F64.9－4F51.0－3F38.2－1F12.3（馬なり）

札幌のダートコースで単走。外めをまわって道中は折り合いに専念。しまいは馬なりでジワジワと脚を伸ばしてラスト1Fは12秒3でまとめてゴールしました。軸ブレの少ないフォームで、仕掛けに対する反応も良く、脚色も最後まで衰えることなく伸びれていました。1週前は札幌ダートコースで2頭併せを行い、6F83.3-1F12.2をマークして併入。11日に札幌に入厩して入念に乗り込まれており、ここまでの調整過程は順調そのもの。高い仕上がりにあると見て良いでしょう。

シングザットソング（牝5、高野友和厩舎）

7/30（水）函館・W（良）5F71.6－4F55.0－3F39.9－1F12.3（馬なり）

函館Wコースで単走。序盤はゆったりと入り、しまい重点に追われてラスト1Fは12秒3の脚でまとめてゴールしました。力みはなく、伸びやかなフットワークに繋げられている印象。時計こそ平凡ですが、脚取りの軽さがひと際光っており、高い集中力を持って走れているのは好感が持てます。大きな上積みはそこまで無さそうですが、少なくともデキ落ちの心配はなさそうです。高いレベルで好調をキープできており、力は発揮できる好状態にあると見てよいでしょう。