【ラジオNIKKEI賞2020予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?
福島競馬の開幕を飾る3歳馬限定の「ラジオNIKKEI賞」へ向けて、各馬が最終追いきりを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。
ルリアン(牡3、佐々木晶厩舎)
7/1(水)栗東・坂路(不良)4F53.4-3F38.4-2F24.9-1F12.2(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場の外ラチ沿いを駆け抜け、不良馬場を物ともしないパワフルな脚取りで馬なりのまま4F53.4-1F12.2の好時計をマークした。最終追いの動きも良いが、1週前はとくに良い動きで、CWコースで6F78.7-1F12.0の好時計をマークし、抜群の手応えで最後も伸びは衰えなかった。しっかりと負荷がかけられており、加速ラップも申し分ない。仕上がりは上々と言えそうだ。
グレイトオーサー(牡3、堀宣行厩舎)
7/1(水)美浦・南W(不良)5F66.9-4F51.8-3F37.6-1F12.4(馬なり)
D.レーン騎手を背に美浦の南Wを単走。馬場の外側から進め、直線は序盤から体を大きく使って活気のあるフットワークで駆け抜けた。時計はそこまで速くないが、1週前の5F69.5-1F12.4を2秒以上も上回っており、素軽いフットワークからはしっかりと動ける状態に仕上がっていることがうかがえる。前向きな気性の馬なので前半はやや行きたがったが、鞍上が上手くなだめており、この点も高評価。最終追いのように集中して走れれば楽しみな1頭。
アルサトワ(牡3、斉藤崇史厩舎)
7/1(水)栗東・CW(不良)6F85.4-5F67.6-4F52.5-2F38.6-1F11.7(一杯)
栗東CWコースを3頭併せ。僚馬ワーウルフ(未勝利)とリュヌルージュ(オープン)を最後方から追走し、直線では最内から一杯に追われて追い込み、ワーウルフに4馬身、リュヌルージュに1馬身先着した。しっかりと負荷がかけられ、1回使われたこともあり反応は良くなっている印象。クビや脚の使い方がまだ小さいが、不良馬場でもこの反応と手応えなら十分好勝負になりそうだ。逃げ馬候補の1頭としても注目度は高く、力が出せそうなここは要警戒。