菊花賞トライアルの「セントライト記念」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

レッドバンデ（牡3、大竹正博厩舎）

9/10（水）美浦・W（良）6F83.7－5F67.6－4F52.7－3F37.5－1F11.4（馬なり）

佐々木大輔騎手を背に美浦のWコースで2頭併せ。古馬1勝クラスの僚馬レイククレセントを先行させ、直線ではラスト1F11秒4の脚で伸びて併入しました。1週前はWコースで2頭併せを行い、6F77.6-1F11.4をマークして併入。前走の1勝クラス時も軽めの追い切りながら圧勝しており、2月のデビューから高いレベルで好調をキープできています。前走後はトレセンでの休養を挟んで順調に来れており、今回も十分に力を発揮してくれそうです。

ジーティーアダマン（牡3、上村洋行厩舎）

9/10（水）栗東・坂路（良）4F54.7－3F39.2－2F25.0－1F12.2（馬なり）

栗東坂路で単走。ゆったりと進め、しまいも軽く促す程度で伸びてラスト1Fは12秒2をマークしてゴールしました。1週前は岩田望来騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、6F81.0-1F11.0をマークして先着。坂路は普段からしまい重点のみの軽め追いなのでこれで問題はなし。夏は北海道で成長を促し、ここへ向けて調整されてきました。順調に調整されてきたここは力を発揮できそうです。

ヤマニンブークリエ（牡3、松永幹夫厩舎）

9/11（木）栗東・CW（良）6F84.1－5F67.9－4F51.7－3F36.4－1F11.7（馬なり）

横山典弘騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。古馬3勝クラスの僚馬キャプテンシーを2馬身半先行させ、道中は折り合いに専念。直線は軽快なフットワークで内から伸び、ラスト1F11秒7をマークして併入しました。1週前もCWコースで2頭併せを行い、6F80.8-1F11.5の好時計をマークして併入。いずれも控えて最後に脚を使って取り付く追い切りを消化しており、我慢を利かせる競馬を意識。力んでハミを噛むところがありましたが、中間に改善に取り組んでスムーズに折り合えるようになってきた印象です。