【秋華賞2022予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?
牝馬三冠最終戦「秋華賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
スタニングローズ(牝3、高野友和厩舎)
10/12(水)栗東・坂路(良)4F53.0-4F38.2-2F24.7-1F11.9(馬なり)
栗東坂路で単走。しまい重点に追われるとラスト1Fは11秒9の脚で伸びてゴール。手前をしっかり替えて重心の低い姿勢で前進気勢も十分、鞍上の軽い促しにもしっかり反応してと、どのシーンを切り取ってみても全く無駄のない動きでした。1週前は坂井瑠星騎手を背に坂路で追われ、4F53.5-1F11.9をマーク。1週前はやや内にささるところも見られましたが、最終でこのあたりが解消されているところも評価したい点。余力を残す形でもこの動きと時計なら、上々の仕上がりと見て間違いないでしょう。
アートハウス(牝3、中内田充厩舎)
10/12(水)栗東・CW(良)6F83.6-5F67.0-4F52.2-3F37.5-1F11.8(馬なり)
栗東CWコースを単走。終始馬なりのまましまいだけ脚を伸ばして、ラスト1Fは11秒8の切れ味を披露。短期放牧の効果もあってかこれまで追い切りでよく見られた力みも今回は見られず、落ち着きのある雰囲気の中でも集中した走りが出来ている印象でした。1週前は川田将雅騎手を背にCWコースで追われ、4F50.9-1F10.9の好時計をマーク。全体時計は自己ベストと同等の時計で、直線も川田騎手の合図に鋭く反応して10秒9の猛時計をマークと、好調ぶりが伝わる動きと時計です。仕上がりは万全と見てよいでしょう。
ライラック(牝3、相沢郁厩舎)
10/12(水)美浦・坂路(良)4F52.9-3F38.5-2F24.7-1F12.1(馬なり)
石川裕紀人騎手を背に美浦の坂路を単走(レースはM.デムーロ騎手騎乗)。一本目は4F70秒4のキャンター調整で、二本目は外ラチ沿いを手応え良く伸びてラスト2Fは12秒6-12秒1の好ラップでまとめてゴールしました。この2本で態勢は整ったという印象です。1週前も石川騎手を背に南Wで2頭併せを行い、5F66.2-1F11.4をマークして先導していた併せ馬にきっちり併入。気負いなく折り合い、手前替えもスムーズで、仕掛けられてからの反応も機敏。この馬らしい重心の低いフォームでしっかり力は出せることを示してきました。状態面は問題なし、あとは実戦のスタートだけが課題でしょう。