【JRA天皇賞春2021予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?
日本G1の最長距離レース「天皇賞・春」への向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
アリストテレス(牡4、音無秀孝厩舎)
4/28(水)栗東・CW(良)6F79.0-5F64.1-4F50.1-3F37.3-1F12.4(馬なり)
栗東CWコースで3頭併せ。僚馬ピノクルとシエラネバダを先行させ、コーナーで大外から一気に差を詰め、直線追われて抜け出すと、中シエラネバダに2馬身半、内ピクノルに1馬身半差を付けて最先着しました。1週前はCWコースで6F84.7-1F11.9と全体は遅めでしたが、最終は速い時計をマークし自己ベストを更新。1週前は終いだけ伸び、最終は長めを最後まで意欲的に追われ自己ベスト更新と、バランス良く調整された印象です。力は出せる状態に仕上がった見て良さそうです。
オーソリティ(牡4、木村哲也厩舎)
4/28(水)美浦・南W(良)6F83.4-5F67.1-4F52.6-3F38.4-1F12.4(馬なり)
美浦の南Wで2頭併せ。僚馬アーチキングを2馬身先行させ、コーナーで内から差を詰め、直線は余裕を持った馬なりでラスト1F12.4をマークし、一杯に追われた相手と併入しました。1週前は南Wで長めに追われて6F82.5-1F12.3をマークしており、最終も6F地点から加速していく長距離仕様の追い切りを消化しました。道中はリズム良く追走し、長めのスパートで併せ馬と併入と、この馬の持ち味であるスタミナとロングスパートを意識した好内容の追い切りを消化できた印象です。
オセアグレイト(牡5、菊川正達厩舎)
4/28(水)美浦・南W(良)5F67.0-4F51.8-3F39.0-1F12.4(馬なり)
横山典弘騎手を背に美浦の南Wで単走。馬場の真ん中を軽快なフットワークで駆け抜け、馬なりのままフィニッシュ。リズムを重視した内容で、折り合いも良く、直線で気合いを付けられてからはキレイなストライドでシャープな伸び脚を披露しました。1週前は横山騎手を背に南Wで併せ馬を行い、直線一杯に追われて5F66.1-1F12.3をマーク。先週負荷をかけられているので最終は軽め。自己ベストを更新した前走時からは時計は劣るも、フットワークの素軽さと伸びやかなストライドから、状態の良さが伝わってきました。