【JRA東京新聞杯2022予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は？

東京の名物マイル重賞「東京新聞杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

ファインルージュ（牝4、木村哲也厩舎）

2/2（水）美浦・南W（良）6F85.5－5F68.9－4F53.7－3F38.8－1F11.6（馬なり）

美浦の南Wで3頭併せ。僚馬のハーメティキストを前に、ダーリントンホールを後ろに置く形で進め、直線は序盤で横一線になると、真ん中からひるまずラスト1F11.6の鋭い脚で抜け出し、内のダーリントンホールにクビ差、外のハーメティキストに1馬身差を付けて最先着を果たしました。1週前にも南Wで3頭併せを行い、最内から伸びてラスト1F11.7とここでも鋭い伸び脚を使って最先着と、2週連続で好時計かつ好内容な競馬を披露しています。1週前の時点で追い切り6本目の調教を消化と乗り込み量も申し分なく、ここは万全の態勢で臨めそうです。

イルーシヴパンサー（牡4、久保田貴厩舎）

2/2（水）美浦・南W（良）6F83.2－5F66.8－4F51.7－3F37.7－1F11.7（馬なり）

久保田調教師を背に美浦の南Wで2頭併せ。僚馬ディープサドラーズを大きく追走し、コーナーを大きく回ってジワジワと差を詰めていくと、ラスト2Fから一気に加速していきゴール前で内から交わしてクビ差先着しました。余裕のある動きで、軽く促されると好反応で最後までスピードを保ちながら先着と申し分ない内容でした。1週前は美浦のＷコースで5F67.6－1F11.7、30日にも同6F84.0－1F11.2と意欲的に調整されており、終いは11秒台を連発。持ち味の切れる脚はしっかり出せる状態に仕上がっている印象です。

ワールドバローズ（牡4、石坂公一厩舎）

2/2（水）栗東・坂路（良）4F53.5－3F39.0－2F25.4－1F12.1（馬なり）

栗東坂路で2頭併せ。古馬1勝クラスの僚馬ナムアミダブツの内を追走し、坂では楽な手応えで抜け出すと、そのまま突き放して3馬身差を付けてゴール。1週前は時計を出しておりませんが、中1週のローテーションなら問題なし。内にモタれる面が課題としてありましたが、追い切りでは軽快な脚どりでまっすぐに坂路を駆け上がってきています。休養明けで緩さもあった中で快勝した前走からの上積みは大いに見込めそうですし、最終追いの手応えの良さからも、ここは万全の仕上がりと見て良さそうです。

プリンスリターン（牡5、加用正厩舎）※回避

2/2（水）美浦・CW（良）6F84.0－5F69.0－4F54.3－3F39.2－1F11.8（馬なり）

松山弘平騎手を背に美浦のCWコースで2頭併せ。僚馬スキップを3馬身追走し、直線はしまい重点に追われてジワジワと差を詰めていき、ラスト1Fは11.8の脚を楽に出して併入しました。1週前は松山騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、7F95.7－1F11.8の好時計をマークして半馬身先着。絶好の動きで6Fは80秒を切る猛時計をマークして自己ベストを大きく更新し、最終も輸送を考慮したしまい重点の追い切りでラスト1Fは11.8をマークと臨戦態勢は申し分ありません。万全の仕上がりと見て良さそうです。