【ブリーダーズゴールドC2025予想】女王オーサムリザルト、連覇へ視界良好!

28日(木)、門別競馬場では牝馬ダート重賞「ブリーダーズゴールドカップ」が行われる。注目は昨年の覇者オーサムリザルトだ。
昨年は余裕の手応えで3コーナーから一気に先行勢を潰し、直線では独走態勢に持ち込んで5馬身差の圧勝。上がり3ハロン41秒台で失速した他の先行馬を尻目に、自身は持ったままで38秒6と圧巻の内容で、まさに完勝と言える走りだった。その勢いでBCディスタフへの挑戦権を得て、アメリカ競馬への対応力も示した。国内の牝馬同士であれば不安はない。
当初は発馬の不安定さや気性の難しさを見せながらも5連勝を記録。その後は地方交流重賞に舞台を広げ、昨秋にはクイーン賞を完勝した。米国遠征のBCディスタフでは無念の取消となったが、帰国後も地力の高さを証明している。今年春のエンプレス杯では初黒星を喫したものの、勝ち馬に外から一気に動かれる展開の不利が響いただけで、力負けではなかった。最後にソラを使う面はあるものの、不良馬場で行われた昨年の当レースで5馬身差をつけたように、展開に左右されない強さを備えている。
今回は約3ヶ月の休み明けとなるが、栗東トレセンの坂路で53秒1―11秒9をマークし、仕上がりは順調。池江調教師も「変わらずという感じです。脚元もスタッフがしっかりケアしてくれています」と語り、態勢に不安はない。昨年とは異なり函館競馬場で調整を進めており、より万全の臨戦過程だ。
今年も最大目標は11月のBCディスタフ。昨年果たせなかった世界挑戦をにらみつつ、まずはブリーダーズゴールドカップ連覇で再び存在感を示す構えだ。オーサムリザルトの走りに大きな注目が集まる。

