ビッグアーサー、復帰戦のセントウルSを回避。スプリンターズSへ直行
昨年の高松宮記念の勝ち馬で、前走の香港スプリント(10着)から休養しているビッグアーサー(牡6、藤岡健一厩舎)が、復帰戦として予定していた9月10日のセントウルSを回避することが明らかになりました。
昨年は高松宮記念を優勝した後にセントウルSへ出走し、見事な逃げ切り勝ちで重賞2連勝を果たしたビッグアーサーでしたが、今年は始動戦として予定してた高松宮記念を左前脚の筋挫傷で回避。夏場は休養にあてておりましたが、左前脚の蹄球部に痛みが出て、復帰戦としていたセントウルSも回避することとなってしまいました。今後は、10月1日に行われるG1のスプリンターズSへ向けて再度調整が行われる予定となっております。
昨年のスプリンターズSでは1.8倍の1番人気に推されますが、内目に閉じ込められ窮屈となった点や直線で不利があったこともあり、12着に敗れ初めて大きく着順を落としてしまう結果となってしまいました。続く香港スプリントでも10着に敗れており、2戦連続惨敗と良くない流れの状態でストップしている状況です。
何とか今年の始動戦で好走して悪い流れを払拭したいところですが、約1年ぶりとなるレースでG1直行と、ますます条件は厳しくなってきました。サクラバクシンオー産駒期待の星で、完調であれば間違いなく実力はトップクラスのスプリンターであるビッグアーサー。秋のG1シーズン開幕を告げる大舞台で昨年の雪辱を晴らすことはできるのか?レース当日まで楽しみに見守りたいと思います。