【関屋記念2025予想】ボンドガール、1週前追い切りで気性面に良化?ハミ替えて快走

ヴィクトリアマイルで16着と大敗を喫したボンドガール(牝4、手塚貴久厩舎)が、7月17日に美浦トレセンで関屋記念の1週前追い切りを行い、巻き返しに向けた態勢を整えつつある。
この日の追い切りは、美浦Wコースでの単走調教。馬なりで5F68.7-1F11.6をマークした。時計自体は目立つものではないが、内容は極めて良好。最大のポイントは、その落ち着きと折り合いにあった。
これまでボンドガールは、気性面に難しさを抱えていた。前走時の追い切りでも、コース入り直後に首を左右に振るなど、力みの強さが目についた。しかし今回は、ハミを替える工夫が功を奏し、序盤から終始スムーズな走りを披露。無駄な力みがなくなったことで、ストライドも安定し、終いの11.6秒も自然と出たもので、馬自身が気分よく走っていることを示している。
もともとこの馬は、ハマれば鋭いキレを見せるタイプで、折り合いさえつけば能力は重賞級。気性面がネックとなって力を出し切れなかった近走から、ようやく一歩抜け出す兆しが見えてきた。
前走の大敗により人気は落ちるかもしれないが、むしろその分、馬券的な妙味も増す存在。精神的なリセットが図られた今回、ボンドガールが本来の切れ味を存分に発揮するシーンがあっても驚けない。巻き返しに向け、期待は十分に持てる。

