【有馬記念2020予想】暮れのグランプリいよいよ開催！クロノジェネシスやフィエールマンなど出走予定馬を考察

いよいよ今週は一年の締めくくりとなるグランプリ「有馬記念」が開催です。一年の総決算とも言われるレースなだけに、ここを大一番として気を引き締めている競馬ファンは非常に多いことでしょう。今回は出走予定馬の中でも上位人気が予想される有力馬3頭をピックアップしてみました。

クロノジェネシス（牝4、斉藤崇史厩舎）

今年の宝塚記念はサートゥルナーリアら豪華メンバーを相手に6馬身差の完勝を果たし、G1・2勝目を達成したクロノジェネシス。秋初戦の天皇賞秋では3着に敗れましたが、スタート後のポジショニングで後手を踏み、後方からの競馬になり、不得意な上がりだけの競馬という条件の向かない中での3着は立派。大阪杯でも2着に好走しており、牡馬混合G1でも存在感を示しています。一時は香港カップの招待受諾が発表されましたが、これを辞退し有馬記念参戦を決めました。春秋グランプリ制覇なるかに注目です。

フィエールマン（牡5、手塚貴久厩舎）

春の天皇賞を制しG1・3勝を果たしたフィエールマン。秋初戦の天皇賞秋でも2着に好走し、勝ったアーモンドアイには半馬身届きませんでしたが、上がり32.7秒の末脚は見どころ十分でした。昨年の有馬記念は4着でしたが、凱旋門賞以来の実戦でここまで走れば万々歳とも言えるでしょう。秋はまだ天皇賞秋しか使っておらず、しっかり回復を図ってここへ狙いを定めてきました。昨年4着の舞台でのリベンジを果たせるかに注目です。

ラッキーライラック（牝5、松永幹夫厩舎）

前走のエリザベス女王杯で連覇を達成し、G1・4勝目を挙げた名牝ラッキーライラック。比較的前目の競馬で結果を残してきましたが、前走のエリザベス女王杯では追い上げ正攻法の競馬で差し切り勝ちを達成しました。どんな条件でも大きく崩れることはない安定感があり、中山も今年と昨年の中山記念で2年連続2着に入線するなど適性の高さは示しています。今回がラストランとなりますが、最後の最後は初コンビを組む福永祐一騎手が騎乗。親子2代で有馬ラストラン優勝なるかに注目です。