【中日新聞杯2023予想】混戦模様のハンデG3!ホウオウビスケッツやキラーアビリティなど出走予定馬を考察

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中京競馬の土曜メインはハンデG3「中日新聞杯」が開催されます。この時期にここへ投入してくる馬は一体どんな馬なのかが毎年気になるところで、実は日曜メインよりも土曜メインのコチラが気がかりになっているというファンも少なくないはず。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ホウオウビスケッツ(牡3、奥村武厩舎)

前走の日本ダービー・6着から参戦するホウオウビスケッツ。本来は毎日王冠から復帰予定でしたが、夏負けの影響もあって復帰がやや伸びてしまったかたち。クラシックは皐月賞・17着、ダービー・6着と結果は出ませんでしたが、猛者の揃ったダービーで勝ち馬に0秒2差の6着と上位に迫った競馬は負けて強しの内容です。3走前のスプリングSではハイペースの流れを番手追走から2着にしぶとく粘っており、この時の勝ち馬ベラジオオペラは前週行われたチャレンジCで古馬を撃破し、3着のメタルスピードが続く皐月賞で4着入りしていることから、ハイレベルの一戦であったことが分かります。猛者の揃ったダービーでの善戦ぶりからも、実力を出し切れば上位に入る可能性は高い一頭であると言えるでしょう。

キラーアビリティ(牡4、斉藤崇史厩舎)

昨年の勝ち馬キラーアビリティは連覇を狙って今年も参戦。昨年はスローペースを中団内目から追走し、直線で外へ出されて馬群を割って伸びて快勝と高いパフォーマンスを見せての快勝。絶好調だったマテンロウレオや後にJBCレディスクラシックを制するアイコンテーラーをねじ伏せた点は高く評価すべきでしょう。2歳時はホープフルS快勝、昨年は中日新聞杯快勝と2・3歳時は強い勝ち星を挙げていますが、今年は未だ未勝利。それでも京都記念で5着、新潟大賞典・5着と善戦はしており、中距離との相性は良さそうです。スタートは遅く控える競馬が基本ですが、昨年の同レースで見せたような豪脚が繰り出せれば、連覇達成も難しくはないでしょう。

ヤマニンサルバム(牡4、中村直也厩舎)

前走のオクトーバーS・1着から参戦するヤマニンサルバム。今年初戦の寿Sを快勝してオープン入りを果たしましたが、その後挑戦した重賞は5戦して全て馬券圏外と不振に終わっています。復活のキッカケを作りたかった前走のオクトーバーSでは、久々の逃げの手が見事にハマって後続を1馬身半突き放して快勝と、再びの重賞戦へ向けて良い弾みを付けてきました。中京コースは5戦して4勝と相性が良く、完全復活にはもってこいの舞台。逃げなくても前目で競馬ができる馬ですが、逃げても面白い存在であり、前残りの競馬でチャンスがありそうです。