【エリザベス女王杯2019予想】3歳vs古馬の牝馬頂上決戦！クロノジェネシスやラッキーライラックなど出走予定馬を考察

秋の牝馬頂上決戦「エリザベス女王杯」がいよいよ開催です。アーモンドアイやリスグラシューといった現役の上位牝馬が不在のため、本当の“最強牝馬”を決める一戦としてはやや物足りないメンバー構成となってしまった感がありますが、歴戦の古馬vs3歳の対決を楽しむのがこのレースの醍醐味とも言えるでしょう。

メンバーの力量は拮抗しており激戦必至の様相となっておりますが、ファンとしては予想し甲斐のある面白い一戦になりそうです。というのことで今回は、出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたいと思います。

クロノジェネシス（牝3、斉藤崇史厩舎）

前走の秋華賞を勝ち、オークスと桜花賞も3着と今年の牝馬三冠は全て馬券圏内に入線しているクロノジェネシス。距離やコース、馬場状態などどんな条件でも堅実に上位争いしてくれる安定感が魅力です。また、前走は休み明けでプラス20キロの馬体重で完勝していることからも、叩き2戦目のここは大きく崩れる姿は想像しにくいところです。強い古馬が不在で斤量の恩恵も受けれるここならG1連勝も大いに有り得るでしょう。

ラヴズオンリーユー（牝3、矢作芳人厩舎）

無傷の4連勝でオークスを制したラヴズオンリーユー。秋華賞は右前の爪を痛めた影響で大事を取って回避しましたが、「無理をすれば使えた」と矢作師が言っているように、状態自体は整っていた模様。ぶっつけで古馬に挑戦することになりますが、オークスの内容的に春時点では3歳世代でトップという印象を持ったファンも少なくないはずです。切れる脚より長く良い脚を使うタイプで、京都コースも合う印象。持ち味を発揮しやすいここなら無敗制覇の可能性も十分あるでしょう。

ラッキーライラック（牝4、松永幹夫厩舎）

古馬勢の有力候補はオルフェーヴル産駒の4歳馬ラッキーライラック。近走は勝ち切れないレースが続いておりますが、いつも見せ場は作ってくれる馬です。前走の府中牝馬ステークスでは、最後は2頭に交わされたものの、直線序盤で上がって先頭に立つ積極性を見せてくれました。休み明けプラス16キロでこの内容なら一番強い競馬をしたとも言えそうです。叩き2戦目で上積みも見込め、鞍上は北村騎手から短期免許で来日しているスミヨン騎手へ乗り替わりとなれば、久々の勝利も見えてきそうです。

他にも、前走の府中牝馬Sを勝ったスカーレットカラーや、2年連続でエリザベス女王杯2着のクロコスミアなど、牝馬の一線級が揃いました。エリザベス女王杯は11月10日（日）に、京都競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時40分の予定。