【フラワーカップ予想2024】賞金加算を目論む牝馬たちが参戦！カニキュルやカンティアーモなど出走予定馬を考察

中山競馬の土曜メインは3歳牝馬限定のG3「フラワーC」です。桜花賞をはじめとした牝馬三冠路線へ向けて賞金を加算したい牝馬たちが集まる見逃せない一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

カニキュル（牝3、菊沢隆徳厩舎）

東京2000mの未勝利戦を快勝したカニキュル。スタートでやや出遅れ、10番手と後方から控えて追走。道中はしっかりと折り合って脚を溜め、直線は上がり最速34秒1の脚で鮮やかに差し切り快勝しました。中山2000mのデビュー戦は3番手の好位から進め、直線は追い比べを粘っての2着でした。勝ち馬は後の東スポ杯2歳S・2着のシュバルツクーゲルで、レースレベルは高め。未勝利で負かした3着ドバイブルース、5着キングベルベットはその後未勝利を勝ちあがっており、強い相手と戦ってきた実績からも、能力は上位と見られる1頭です。

カンティアーモ（牝3、木村哲也厩舎）

前走のデイリー杯2歳S・6着から巻き返しを狙うカンティアーモ。道中は後方に控えて追走し、勝負どころで仕掛けていくもスピードに乗れずに6着に敗れました。休み明けで馬体も4kg減っており、状態面の懸念もある中で京都マイルでは位置取りも後ろ過ぎた印象です。新潟1800mのデビュー戦ではレコード勝ちを果たしており、実績のある1800mに戻して輸送もない今回は巻き返しの期待十分。デビュー戦の様に前目からうまく立ち回ることができれば、今度は見せ場を作ってくれそうです。

ミアネーロ（牝3、林徹厩舎）

前走の菜の花賞・5着から参戦するミアネーロ。8番手の後方で脚を溜め、直線で弾ける準備は整っていましたが、寄られる不利がありブレーキをかける羽目になっての5着でした。それでも上がりはメンバー最速タイの34秒2の脚を使えており、スムーズなら好勝負を演じていた可能性は高そうです。中山1800mのデビュー戦では好位から早めに仕掛けて差し切りましたが、降着にはならなかったものの直線最後にフラついて2着馬を邪魔する形になるなど、まだ幼いところも見せています。前走の走りからも高いポテンシャルを秘めている素質馬であることは明白で、最後までスムーズな走りができれば重賞タイトル奪取は十分可能でしょう。