【キーンランドC予想2019】秋の大一番に向けた前哨戦!ダノンスマッシュやタワーオブロンドンなど出走予定馬を考察
サマースプリントシリーズも終盤戦。同シリーズ第5戦目となる「キーンランドC」が25日、札幌競馬場で行われます。秋のスプリンターズSに向けた馬達の始動戦となるレースの1つで、実績馬から北海道競馬での上り馬まで、多種彩々なメンバーが揃います。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。
ダノンスマッシュ(牡4、安田隆行厩舎)
昨年夏から一気に短距離重賞戦線で名乗りを上げたダノンスマッシュ。昨年のキーンランドCは2着に善戦し、その後も京阪杯とシルクロードSを優勝し、重賞2連勝を達成。G1高松宮記念では1番人気に推されるも、4着止まりとなりました。昨年のキーンランドCはコーナーはロスなく通せましたが、最後の4コーナーでやや待たされ、加速が遅れてしまったことが敗因か。高松宮記念の4着も外を回ったことでコース取りの差が出てしまい、内であれば結果は違っていたと思わせる走りでした。いずれも敗因は微差で、本来の能力は高い馬です。スピードの持続力が武器ですので、立ち回りと追い出しのタイミングなどが鍵となりそうです。
タワーオブロンドン(牡4、藤沢和雄厩舎)
昨年はマイル路線を主戦場としていたタワーオブロンドン。前走の函館スプリントSで初の1200mを走り、3着に食い込みました。ペースはかなりスローで上位が前残りで決まる中、外から追い上げての3着は高く評価していいでしょう。ただ、2走前の京王杯スプリングCではレコード決着を差し切っており、軽い馬場の方が合っている可能性もあります。まさにスプリンターといった感じの馬格は期待感を高めますが、洋芝適性やエンジンのかかりの遅さなど不安材料も少なくありません。何れにせよ、展開がはまれば一発の魅力がある馬なので、侮れない1頭です。
アスターペガサス(牡3、中竹和也厩舎)
前走の函館スプリントSでは番手から進めて2着に入線し、初の古馬戦で善戦。昨年の函館2歳Sでは後方から差して勝利しており、洋芝はデビュー戦も勝利も含めて3戦3勝。前走はやや時計のかかる馬場がマッチした感もあり、やはり重たい馬場は苦にしないタイプ。馬場適性は問題なさそうです。昨年末はマイル、今年初戦はダートの1400mと色々なところを使われておりますが、葵S後に鞍上の福永騎手が「やはり1200mの馬」とコメントしているように、短距離路線が合う馬です。ゲートに難がありましたが、最近は決まるようになってきており成長もしております。鋭い末脚が生きる展開になれば。
他にも、アイビスSDを勝利し目下3連勝中のライオンボスや、今年は高松宮記念・2着、CBC賞・3着と復活してきているセイウンコウセイ、スプリングC・2着のリナーテなど、スプリント路線を賑わせてきたスピード自慢達が揃いました。キーンランドCは8月25日(日)に、札幌競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時35分の予定。