【京都新聞杯2022予想】ダービーの前哨戦!ブラックブロッサムやポッドボレットなど出走予定馬を考察
中京競馬の土曜メインは日本ダービーの前哨戦「京都新聞杯」です。優先出走権はないものの、勝てばダービー出走が叶う一戦となります。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。
ブラックブロッサム(牡3、斉藤崇史厩舎)
前走の大寒桜賞で8馬身差を付けて圧勝したブラックブロッサム。前日の雨の影響で重馬場となった中京のタフな馬場を物ともせず、好位から抜け出し2着馬に8馬身差の完勝は圧巻の内容でした。デビュー戦と前走はいずれも中京コースで、コース適性も全く問題なし。前走は重馬場での勝利でしたが、デビュー戦は時計水準の速い1月の中京で勝っており、時計勝負も苦にしなそうな気配です。初年度から皐月賞2着馬イクイノックスを送り出したキタサンブラック産駒で、期待度の高い1頭です。
ポッドボレット(牡3、辻野泰之厩舎)
前走リステッドのすみれSを勝利したポッドボレット。昨年の京都2歳Sは4着に敗れていますが、今年初戦のゆりかもめ賞では先週の青葉賞の1番人気レヴァンジルを相手に逃げてクビ差の2着に粘り、続くすみれSは意識的に控える競馬で勝利と、一戦ごとに力を付けてきました。とりわけ前走は、1000m通過が1分1秒8というスローペースを番手でしっかりと我慢させることが出来た点は好感が持てます。また、トビが大きく反応の鈍いところも見られましたが、広い中京コースなら力も発揮しやすくなるでしょう。
リアド(牡3、友道康夫厩舎)
2019年のセレクトセールにて、約5億円で落札された高額馬リアド。前走の毎日杯では最後の直線で伸びを欠いて5着に敗れましたが、終日雨の影響でパワーを要するコンディションとなり、先行勢が押し切る展開での敗戦で力負けという印象はありません。デビュー戦・1着と2戦目の若駒S・2着はメンバー最速の上がりを使っており、血統面からもパンパンの良馬場でこそ本来のパフォーマンスを発揮できるタイプ。若駒Sではニュージーランドトロフィー3着のリューベックを相手に2着なら、重賞でも戦える素地は十分と考えてよいでしょう。