【シンザン記念2025予想】新春の“3歳出世レース”!マイエレメントやアーリントンロウなど出走予定馬を考察

伝説の三冠馬シンザンを記念して創設されたレース「シンザン記念」が開催。明け3歳馬のまだまだ人気と実力が伴っていない若駒たちのマイル戦ですが、過去の勝ち馬はこの後のクラシック戦線で大いに活躍しており、“出世レース”としても注目されている一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

マイエレメント(牝3、福永祐一厩舎)

前走のアルテミスS・5着から参戦するマイエレメント。後方2番手から追走し、ギリギリまで我慢して大外回しの5着と見せ場は作れませんでしたが、スタートで後手を踏んでしまった時点で取れる選択肢は少なかったと言えます。それでも上がり3Fは最速の32秒8と末脚の伸びは良く、デビュー戦でも開催終盤の馬場で上がり33秒3の脚が使えています。追い出されてフラつくところがあったりスタートの課題があったりとまだまだ幼さを残す馬ですが、素質は上位。

アーリントンロウ(牡3、松下武士厩舎)

前走の小倉2歳S・3着から参戦するアーリントンロウ。4番手の好位を追走し、直線は外目から上がって勝ち馬に0秒2差迫っての3着という内容。その前走の未勝利戦が逃げ切り勝ちという内容だっただけに、好位からしっかりと折り合って前受けできたのは大きな収穫と言って良いでしょう。フットワークはストライドが大きくパワフルで、中京マイルは合いそうな気配です。マイルは初距離ですが、2走前の未勝利戦では新潟芝1400mの2歳レコードを更新して快勝しており、距離は延びて良さそうです。

マイネルチケット(牡3、宮徹厩舎)

前走の京王杯2歳S・2着から参戦するマイネルチケット。距離短縮、道悪に対応しての2着は負けて強しの内容で、今回は再びマイルに戻して重賞初Vを狙います。東京マイルのサウジアラビアRCではハイペースを3番手追走から3着に残しており、タフな条件でも結果を出しています。その前の未勝利戦では直線で詰まる不利があってバランスを崩しながらも伸び返して勝利と、近走のパフォーマンスは高め。ただ、いずれも消耗の激しいレースだっただけに、反動も気になるところです。