【JRAフェアリーステークス予想2025】3歳牝馬のクラシック戦線開幕!シホリーンやニシノラヴァンダなど出走予定馬を考察

中山競馬の日曜メインは春の飛躍を目指す乙女たちの戦い「フェアリーステークス」です。クラシック戦線の牝馬部門の今年最初の重賞ということでキャリアの浅い馬も多く、陣営も手探り状態で出走させるパターンが多いので波乱も多いレースです。波乱多き乙女の重賞戦を制すのは果たしてどの馬か?今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

シホリーン(牝3、武井亮厩舎)

前走のアルテミスS・4着から巻き返しを狙うシホリーン。スローから上がり33秒6の瞬発力勝負を好位追走から抜け出す完璧な競馬でしたが、直線で進路が詰まって追い出しが遅れる結果に。最期は脚を持て余すかたちの4着と勿体ない競馬になってしまいました。2~6着はほぼ差がなく、道中スムーズなら馬券圏内には食い込んでいた可能性が高そうです。中山マイル戦は【1-1-0-0】と好成績で、舞台適性も問題なし。ここでもスムーズな競馬さえできれば勝ち負けでしょう。

ニシノラヴァンダ(牝3、奥平雅士厩舎)

前走の函館2歳S・2着から参戦するニシノラヴァンダ。ハナを主張して逃げていくと、前半34秒0、後半35秒2と速い時計を刻んで2着に粘り込みました。例年最終週のこの週は馬場が荒れがちですが、同年の函館はまだまだ内が伸びる馬場で、勝ち時計は過去10年最も速い時計でした。この展開で勝った勝ち馬のサトノカルナバルは素直に強かったですが、2着の同馬も十分に強い内容。軽い牝馬だけに序盤の立ち回りは今後もカギになりそうですが、出脚は速く、素質の高さは十分に示してくれました。逃げ馬候補としても注目したい1頭です。

レイユール(牝3、手塚貴久厩舎)

前走の赤松賞・2着から参戦するレイユール。中団追走から勝負どころで抜け出し、勝ち馬こそ交わしきれませんでしたが、上がり最速33秒4の脚で3/4差の2着に迫る強い競馬を見せました。デビュー戦は中団の内を追走し、勝負どころで徐々に進出。直線は外へ進路を取ろうとしたところを内へ切り替え、狭いところ一気に抜け出して3馬身半差を付けて快勝しました。この時のラスト1Fは10秒8と非凡な瞬発力を披露しており、小柄な牝馬らしく切れ味は抜群。折り合い面でまだ課題がありますが、素質は上位でここでも本来の末脚を発揮できれば勝ち負けでしょう。