【スワンS2019】マイルCSの前哨戦！アマルフィコーストやマイスタイルなど出走予定馬を考察

京都の土曜メインはマイルチャンピオンシップの前哨戦「スワンステークス」です。夏の上がり馬、春の実績馬、準オープンからの格上挑戦馬、時には地方馬の参戦などもあり、楽しみな一戦になります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたいと思います。

モズアスコット（牡5、矢作芳人厩舎）

昨年の2着馬モズアスコットは今年も参戦。昨年安田記念を制し、マイル路線を中心に使われてきましたが、京都の1400mは3戦して連対率は100%と得意な舞台です（1-2-0-0）。昨年は休み明けで秋の初戦として走りましたが、今年は前走の毎日王冠（6着）から中2週で参戦。前走は見せ場なく6着に終わりましたが、10キロ増は重すぎた感があり、マイルCSへ向けて弾みを付けるためにもここは下手な競馬はできないところでしょう。G1馬で昨年2着、叩き2戦目となればここは上位必至。

アマルフィコースト（牝4、牧田和弥厩舎）

重賞は未勝利ですが、今年は京都牝馬S・3着、阪神牝馬S・2着と牝馬重賞戦線で活躍。2走前のヴィクトリアマイルでは14着に敗れG1の壁に敗れましたが、メンバーの格が落ちるここでは牝馬ながら上位の存在となりそうです。京都の1400mは京都牝馬S・3着、ファンタジーS・3着という実績が示すように得意な舞台です。いまいち勝ちきれないところがありますが、先行力がありながら長く脚を使えるタイプで、極端な展開でなければ大崩れはなさそうです。前走のポートアイランドSは休み明けで3着に好走。叩き2戦目のここではどのようなレースを見せられるか注目です。

マイスタイル（牡5、昆貢厩舎）

前走の函館記念を優勝し、重賞14戦目にしてようやく重賞初制覇を果たしたマイスタイル。逃げ・番手・中断からと様々な競馬をしてきましたが、やはり前走のような逃げの積極策が一番ハマる馬。マイル～中距離を主戦場としており、1400mは今回が初となります。重賞初勝利後の初戦が初の1400mという選択は意外でしたが、ある程度速い流れでも粘れる力はあり、こなせそうな範囲です。鞍上の田中勝春騎手も前走は上手く後ろを封じて前を残す競馬を展開しており、手も合っております。連続好走となるかに注目です。

他にも、安田記念・4着のグァンチャーレや、フィリーズRの勝ち馬ノーワンなど、重賞戦線で活躍する馬たちが揃いました。スワンステークスは10月26日（土）に、京都競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時35分の予定。