【天皇賞春2023予想】春の古馬長距離王決定戦！タイトルホルダーやジャスティンパレスなど出走予定馬を考察

いよいよ春の古馬長距離王を決めるG1「天皇賞・春」が京都競馬場で開催。スタミナ自慢の競走馬たちが集結する長丁場の一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

タイトルホルダー（牡5、栗田徹厩舎）

昨年の覇者、タイトルホルダーは連覇を狙って今年も参戦。秋は凱旋門賞で11着、続く有馬記念も9着と結果を出せませんでしたが、今年初戦の日経賞を制して立て直しに成功。昨年は逃げて前半から緩めず、中盤で息を入れて後半ペースアップ。直線は後続に並ばせずに2着馬に7馬身差をつけて逃げ切る強い競馬を展開しました。続く宝塚記念でもレコードで後続を完封しており、能力は上位。まともに走ればこの馬がやはり現役最強とも言えそうです。この馬らしい強さが戻ってきただけに、連覇の可能性は十分でしょう。

ジャスティンパレス（牡4、杉山晴紀厩舎）

前走の阪神大賞典を制し、重賞2勝目を果たしたジャスティンパレス。菊花賞では3着、前哨戦の阪神大賞典を快勝と、長距離路線の王者候補として注目を集める1頭です。前走の阪神大賞典はプラス16kgと大きく馬体重を増やしての参戦でしたが、番手追走を内から鮮やかに抜け出して快勝と確かな成長を示してきました。京都の軽い馬場も同馬には合いそうで、切れ味勝負の展開となればこの馬の持ち味が発揮されるはずです。前走はC.ルメール騎手の手腕も光った一戦で、引き続きルメール騎手とのコンビなら期待して良いでしょう。

ボルドグフーシュ（牡4、宮本博厩舎）

現在長距離重賞で3戦連続2着のボルドグフーシュ。キャリア11戦の成績は【3-3-3-2】と安定感は抜群で、“シルバーコレクター”の異名も付き始めてきましたが、前走の阪神大賞典・2着は普段よりも早めの立ち回りで好走しており、パフォーマンスを上げてきた点は好感が持てます。脚質的に取りこぼしが目立つところがありますが、どんな相手でも最後の必ず末脚を伸ばしてくる馬で、二度目の騎乗となる川田騎手とのコンビなら期待度は高くなります。展開面の手助けは必要となりそうですが、前走のような前目の位置取りで競馬ができれば、ここでも好勝負は可能性でしょう。