【クリスマスローズS予想2025】少頭数でも波乱に警戒!危険な人気馬と狙い目候補

今週土曜の中京競馬9レースは、芝1200mで行われる2歳オープンの別定戦「クリスマスローズステークス」が開催。登録は11頭とやや少頭数での開催が予定されており、力関係を見極めやすい一方で、各馬の適性が結果に直結しやすい一戦となりそうだ。
注目を集めるのは、前走の福島2歳ステークスで11番人気の低評価を覆し、2着に好走したビッグアーサー産駒のコラルリーフだ。今回は一転して上位人気が想定されるが、不安材料も少なくない。前走は右回りの小回りコースである福島競馬場で結果を出した一方、今回は左回りで直線の長い中京競馬場が舞台となる。さらに初勝利も小倉競馬場の芝1200mで挙げており、右回りの小回りコースへの適性が高い可能性がある点は見逃せない。舞台替わりを考慮すると、今回は危険な人気馬となる可能性も否定できない。
一方、安定感という点で評価を上げたいのがジョーカプチーノ産駒のハッピーエンジェルだ。デビュー戦、ダリア賞を連勝してきた実績を持ち、前走のアルテミスステークスでは2番手追走から4着に粘る内容を見せた。距離は1600mだったが、スピードを生かした競馬ができており、実績のある1200mへの距離短縮は明確なプラス材料といえる。
フォーゲルも距離短縮で評価を高めた1頭だ。アルアイン産駒で、デビュー戦では芝1600mを選択したものの4着に敗退したが、その後は芝1200mに距離を詰めて未勝利戦、1勝クラスのさざんか賞を連勝している。短距離での安定した先行力と勝ち切る競馬ができている点は、今回のメンバーでも大きな強みとなる。
穴候補として面白い存在が、道営から移籍してきたストロングリターン産駒のミスターバッドガイだ。休養前のすずらん賞では11番人気の低評価ながら4着まで追い込む競馬を見せており、芝1200mでの適性は十分に感じさせる内容だった。ダートでは勝ち切れないレースが続いていただけに、再び芝に戻る今回は条件好転といえる。
少頭数ながらも、舞台適性や距離変更が大きなカギを握る今年のクリスマスローズステークスは、人気馬の取捨と穴馬の激走が馬券の明暗を分ける一戦となる。各馬のこれまでの実績とコース適性を丁寧に見極めた上で、結論を導き出したいレースだ。

