【ブリーダーズゴールドC予想2024】オーサムリザルトには逆らえない!相手選びの一戦

27日は門別競馬場で「ブリーダーズゴールドカップ」が開催。今年も粒ぞろいの好メンバーが集まったが、最大の注目馬は無傷6連勝中のオーサムリザルトだろう。

デビュー戦快勝後に骨折が判明し、半年ほど休養。その後は大事に使われて2勝・3勝クラスを難なく突破しており、オープン初挑戦となったアルデバランSも有力馬のハピを寄せ付けずに快勝と、着実に地力を強化してきた。前走のエンプレス杯ではまさかの積極策を展開し、難なく逃げ切り快勝と脚質の幅も見せてきた。操作性抜群、自在な立ち回り、仕上がり、地力、どれをとってもメンバー上位のここはオーサムリザルト中心視で間違いないだろう。

問題は相手選びだ。オーサムリザルトのオッズを考えるとなるべく絞って決めたいところ。兵庫女王盃・3着から参戦するサーマルソアリングも魅力だが、初の2000mで距離の不安があり、ポプラS・1着から参戦するシダーあたりも距離の不安に加えて揉まれ弱さもあり、不覚を取ることも十分想定できる。

今回対抗の最有力候補として有力視しているのは、平安京S・11着から巻き返しを狙うデリカダだ。

2022年3月の伏竜S・1着後は屈腱炎で2年近く休養。今年1月に復帰後は苦戦しているが、2走前の総武Sは揉まれる形に対応しながらも折り合ってしまいの脚は使えていた。前走の平安京Sは先行馬が総崩れの厳しいペースで流れが合わなかった。まずは本来のこの馬の形である好位からの競馬を展開できれば好勝負は可能であると見る。

牝馬同士に替わるのはプラスで、この頭数ならすんなり先行できそうだ。また、レース当日は雨の予報が出ており、馬場が渋る可能性大。牝馬の割に馬格もあり、パイロ産駒で母父クロフネはクインズサターンのように不良ダートでパフォーマンスアップとなる可能性もある。

一昨年3月の伏竜Sの勝ち馬で、そのレースではノットゥルノ、ペイシャエスらハイレベルなメンバーを相手に追い比べを制しており、素質そのものは重賞級だ。今回の条件なら力は十分に発揮できると見て、対抗馬としてデリカダを有力視したい。