【札幌記念2024予想】チャックネイト✕佐々木大輔騎手、今後へ向けた試金石の一戦
札幌競馬場では北海道シリーズ唯一のG2レースであり、夏のローカル開催でも唯一のG2「札幌記念」が行われます。数年前、G1馬が多く出走したことで「札幌記念もG1に昇格するのでは?」という話がささやかれていましたが、今ではそのような話もすっかり消え、伝統あるG2として安定した位置づけを保っています。
今年の札幌記念では、G1馬3頭(ジオグリフ、シャフリヤール、ドゥラエレーデ)に加え、まだG1は勝っていないものの、何度も上位に食い込んできたプログノーシスやステラヴェローチェといった、G1出走馬に匹敵する実力を持つメンバーが揃いました。
その中で注目しているのは、ハーツクライ産駒の6歳セン馬「チャックネイト」です。チャックネイトは今年1月に行われたアメリカジョッキークラブカップで初めて重賞を勝ち取りました。デビュー以来、11戦すべてで掲示板入りを果たしてきた安定感のある馬で、去勢を決断した直後にオープン入りし、初の重賞制覇を成し遂げたことで、関係者の期待に応える形となりました。
このチャックネイトには、今後G1での活躍も期待されています。そのためにも、この札幌記念は彼にとって重要な試金石となるでしょう。また、今回2度目のコンビを組む佐々木騎手にとっても、重要なレースとなります。
佐々木騎手は今年でデビュー3年目。1年目こそ9勝に終わりましたが、2年目の昨年は68勝と大きく勝利数を伸ばしました。そして、今年は8月15日現在でリーディング10位にランクインしており、若手有望株の騎手として注目されています。しかし、まだ固定の主戦馬を多く抱えているわけではなく、G1戦線では外国人騎手の参戦も多いため、なかなかG1レースに騎乗するチャンスが少ないのが現状です。
そのため、G1に出走する機会を増やすためにも、強い馬とのコンビで結果を残すことが必要です。チャックネイトは、佐々木騎手にとってまさにその「お手馬」となり得る存在です。このG2札幌記念でしっかりとした結果を残せば、今後のG1戦線でもコンビとして活躍することが期待できます。
前走の函館記念では、初コンビながら6着という結果でしたが、終盤での追い上げには見どころがあり、チャックネイトと佐々木騎手の相性は悪くなさそうです。
ということで、今年の札幌記念では、チャックネイトと佐々木騎手のコンビがG1戦線で戦うためにG2を制覇し、今後の活躍に繋がることを期待して応援したいと思います。