【阪神ジャンプステークス2025予想】2強に挑む新星ジーククローネに注目

今週土曜の阪神4レースは、芝3140メートルで行われる障害G3「阪神ジャンプステークス」。登録は9頭と少頭数ながら、年末の大一番・中山大障害を見据える実績馬が集結し、ハイレベルな一戦となる。
主役の一角はロードカナロア産駒の7歳牡馬ジューンベロシティだ。前走・東京ハイジャンプを制して以来の実戦となるが、昨年の中山大障害4着、今年の中山グランドジャンプ4着とビッグレースで安定した走りを披露してきた。阪神障害コースでは2戦して1勝・2着1回と相性も良く、高田騎手との継続騎乗で今回も堅実な走りが期待できる。
対する7歳牡馬ネビーイームは、昨年の中山大障害3着、今年の中山グランドジャンプ2着と、ジューンベロシティを上回る実績を誇る。前走ソレイユジャンプステークスを快勝し勢いも十分。阪神障害コースでは2勝を挙げており、舞台適性の高さも魅力だ。小牧騎手が引き続き手綱を取る今回も力は互角で、2強対決の様相を呈している。
伏兵として注目したいのが5歳セン馬ジーククローネ。平地1勝クラスで頭打ちとなったが、障害転向後は4戦すべて掲示板内、直近2戦は連勝を決めた。障害デビューから草野騎手が手綱を取っており、名ジャンパー・エコロデュエルに続くパートナーとしても期待がかかる。人気が割れるなら3連勝で一気に主役に躍り出る可能性もある。
少頭数ながら実績馬が揃った今年の阪神ジャンプステークス。中山大障害への試金石として、ジューンベロシティとネビーイームの2強対決にジーククローネが割って入るか。秋の障害戦線を占う重要な一戦となる。

