【中山金杯2024予想】リカンカブール✕津村明秀騎手、好走必至の条件揃った
「一年の計は金杯にあり」という競馬の格言があるように、競馬ファンにとっては力の入る一戦となる金杯レース。関東の金杯は中山2000mで行われるハンデG3「中山金杯」だ。
過去5年は17頭立て。これは中山2000mがAコースからCコースに変更される際、フルゲートが17頭になるためである。コースでは内側を使用しないため、内を通る馬や先行馬が有利とされている。ただし、馬場差が少ないため、実力がより発揮しやすいとも言える。
そこで注目すべき馬として挙げたいのは、シルバーステート産駒の5歳牡馬リカンカブールだ。
前走のチャレンジカップでは7着に終わったが、開幕週のスローペースを最後方と展開向かず。度外視とまでは言わないが、前走の負けだけで見限るのは早計だろう。
これまで3回の重賞出走で一度も馬券に絡んでいないが、デビュー3戦目の京都新聞杯で12番人気ながら4着と好走しており、その後の対戦で差を詰めている点は評価したい。前走のチャレンジCは休み明けで馬体重がプラス12kgと太め残りながらも見せ場は十分。今回のメンバーなら十分に勝ち負けになるはずだ。
距離の2000mについても問題はなし。これまでの4勝すべてがこの距離でのものであり、中山の2000mも昨年3月の館山特別で快勝している実績があり、コース適性も証明済みだ。
また、鞍上は主戦の藤岡康太騎手から津村明秀騎手へと乗り替わりになる点も好材料。前走は騎乗ミスというよりは無策騎乗で不完全燃焼に終わったという印象。位置取りを意識した騎乗をしてくれれば、パフォーマンスも上がってくるはずだ。
前走は休み明けでプラス体重に加えて無策騎乗とハマらなかったが、今回は休み明け2戦目で得意の中山2000mが舞台、新コンビで心機一転と十分に期待できる条件は揃っている。悲願の重賞初制覇を果たす可能性は高いと見て、有力視したい。