古豪・ダンスディレクター、あと1走で引退へ

月日の流れるのは早いもので、つい最近夏競馬に突入したかと思えば、気がつけばスプリンターズステークスの開催される週になっていました。短距離重賞では人気になることも多いダンスディレクターは残念ながら今回の登録はなく、来年には9歳ということで、年内ならあと1レース、年明けになるなら2勝している相性の良いシルクロードステークスを使って引退という青写真を描いているようです。

浜中騎手とのコンビが長かったダンスディレクターでは近走は武豊騎手が連続で騎乗しており、5月の京王杯スプリングCでは大敗を喫したものの手も合っているように感じます。現在は状態を見ながらということで放牧休養中ですが、残り1走と区切られているため、どのレースにせよ万全の仕上げで臨んでくるのではないか、期待したいところ。

また、シルクロードステークスに出走することになれば、今年出走しなかったため連覇ということにはなりませんが、もし勝利すれば飛び石での3連勝というのも興味深い記録となりそうです。

短距離界は新旧の世代交代が進み、現在はファインニードル1強といった雰囲気もありますが、重賞戦線で活躍を続けた古豪がラストランでどのような走りを見せられるか、引退レースが決まりましたらぜひご注目ください。