【安田記念2022予想】絶好の“狙い目”はこの馬だ!
東京競馬の日曜メインは春のマイル王決定戦「安田記念」が行われます。近年少頭数が続いていましたが、今年はフルゲート18頭、マイル王決定戦に相応しい馬達が集結しました。
メンバーを見渡しますと、フェブラリーSを制し、ダート・芝の二刀流を目指すカフェファラオをはじめ、高松宮杯の覇者ナランフレグと別路線のG1馬も参戦。ヴィクトリアマイル組は2着ファインルージュ、3着レシステンシア、5着ソングラインと上位勢がG1連戦で挑戦。他にも、昨年の3着馬でNHKマイル覇者シュネルマイスター、条件戦から4連勝で重賞を制覇したイルーシヴパンサーとソングラインなど目移りする好メンバーです。
そんな好メンバーが揃った今年で最大に注目しているのは6歳牡馬のカラテです。昨年は東京新聞杯を制した勢いで安田記念へ挑戦したものの、13着に敗退。その後は、重賞戦線を走り重賞勝ち鞍こそないものの、中山記念2着や東京新聞杯3着など、マイルから1800mの重賞戦線で活躍しています。今年は前走のマイラーズC(7着)を叩いてというローテーションで挑みます。
前走マイラーズCは2番人気と上位に推されますが、7着という結果で今回は人気を落としそうです。ただ、その前走は辻野厩舎への転厩緒戦で阪神競馬場も初、レースも道中で落鉄したり内から寄られるロスがあるなど様々な面で噛み合わなかった印象。勝馬のソングラインと0秒8差なら、まだ巻き返しは期待できるでしょう。
加えて、3走前の東京新聞杯ではイルーシヴパンサー、ファインルージュに敗れての3着でしたが、こちらも負けて強しの内容。ファインルージュとはクビ差でイルーシヴパンサーには離されましたが、外で不利なく走れたイルーシヴパンサーに比べ、直線で4頭もの馬に囲まれラストでようやく伸びて3着に入ったという内容。スムーズなら結果は違っていたかもしれません。さらに2走前の中山記念ではダノンザキッドにも先着と、骨のある相手と戦って結果を出しています。
そして手綱を握るのは同馬の主戦騎手で若手のホープ、菅原明良騎手。先週のダービーでもオニャンコポンで不利がありながら8着と好騎乗でしたし、記憶に新しいのがNHKマイルCで18番人気だったカワキタレブリーに騎乗し3着とG1でも見せ場を作ってくれる騎手です。
今回は各メディアの前評判を見ても注目度は低め。人気の盲点となりそうな今回は絶好の狙い目であると感じます。