過去10年で一番レベルが高いダービーとは?
以前、過去10年で一番レベルが高いオークスについてお話しましたが今回はダービー。たとえばディープインパクトの世代は層が厚かったかというと、違うと思います。ディープインパクト自身は古馬になってからもご存知の通り勝ちに勝ちを積み重ねましたが、それ以下が続かない。ローゼンクロイツやインティライミなど、古馬になってからも重賞にちょくちょく顔を出す馬は出ましたが、世代全体で考えると層が厚いとはいえなかったのではないかと考えます。
では過去10年で一番ハイレベルなダービーとはどれか?あくまで個人的な見解ですが第79回の日本ダービーです。勝ち馬は矢作調教師悲願のダービー制覇となったディープブリランテです。各種の異論・反論があるかと思いますので、その根拠としてレースの出走馬を一部書き出してみましょう。
- ディープブリランテ(1着)
- フェノーメノ(2着)
- トーセンホマレボシ(3着)
- ワールドエース(4着)
- ゴールドシップ(5着)
- グランデッツァ(10着)
- ジャスタウェイ(11着)
- スピルバーグ(14着)
なんと上記の馬、すべて種牡馬入りしているんです。今だ現役の馬に13着に敗れたアルフレードなどいますが、こちらも朝日杯FSの勝ち馬。この馬も種牡馬入りしてもおかしくないため、さらに増える可能性があります。
掲示板に載った馬すべてが種牡馬入り、というのはおそらく史上初なのではないでしょうか。また電撃引退となって種牡馬入りしたディープブリランテですが「ディープインパクトより立派な馬体の産駒が多い」と馬産地での評価は上々。初年度産駒も今年からデビューしてきます。馬券検討の上でも、ぜひ覚えておいてくださいね。