L.デットーリ騎手、6日間の騎乗停止で今年は夏のビッグレース欠場
7月13日に英のニューマーケット競馬場で行われたG2のダッチェス・オブ・ケンブリッジステークスにて、2着に入線したエンジェルズハイドアウェイに騎乗していたL.デットーリ騎手は、外側に斜行し、メインエディション(7着)とラペローサ(5着)の走行に影響を与えたとして7月27日~8月5日までの10日間の騎乗停止処分が科された。
これに対してデットーリ騎手は24日、英国競馬統轄機構(BHA)へ騎乗停止処分に対する不服申し立てを行い、これを受けたBHAは10日間の騎乗停止処分を6日間にまで減らした。
しかし、6日間の騎乗停止によりデットーリ騎手は、昨年イネーブルで優勝を果たしたキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(28日)と、グッドウッドカップ(31日)、サセックスステークス(8月1日)などに騎乗できなくなり、英国の夏の風物詩とされるG1レースの欠場を余儀なくされた。
なお、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスで騎乗予定であったコロネット(牝4、J.ゴスデン厩舎)はO.ペリエ騎手に乗り替わりとなり、グッドウッドカップで騎乗予定であったストラディヴァリウス(牡4、J.ゴスデン厩舎)はA.アッゼニ騎手に乗り替わる予定となっている。
アスコット競馬場のレース&コミュニケーションディレクターのニック・スミス氏は、BHAの判断を尊重しながらも「フランキーがアスコットで乗れなくなったことは非常に残念である。観客動員数にも大きく関わってくるだろう。彼はアスコットの古株だからね。」と残念がった。
参考:RACING POST