【ドバイワールドカップ2016】出し惜しみを一切感じさせない日本勢
今年のドバイワールドカップは例年にも増して盛り上がりを見せている。日本からは昨年5着のホッコータルマエが今年で三度目の挑戦に挑み、昨年の二冠馬ドゥラメンテはドバイシーマC、昨年の年度代表馬モーリスがドバイターフを目指すというように、国内の強豪がこぞってドバイへ飛び立つ予定となっている。
中央の芝G1での活躍が目立つドゥラメンテやモーリスも注目の存在ではあるが、ダートが舞台となればやはり一番の期待はホッコータルマエだろう。1月27日に川崎で開催された川崎記念を制してG1・10勝を達成したばかりのホッコータルマエだが、今年で7歳となり年齢的にも挑戦できるのは今年で最後か。一年目のドバイワールドカップは16着と大敗したが、昨年は二度目の挑戦で5着に入着して一応は格好がついた。今年は三度目の正直にしたいところで応援にも力が入る。
最大のライバル・米のカルフォルニアクロームは今年も参戦
今年のドバイワールドカップの最大のライバルは米国のカルフォルニアクロームだろう。2014年のアメリカの年度代表馬で、昨年の同競走2着馬。ホッコータルマエに15馬身差を着けて2着にきており、名実ともに世界トップクラスのダート馬であると言えよう。今年2016年はサンタアニタ競馬場のサンパスカルS(G2)を快勝し、1/21にドバイへすでに現地入りしている。オールウェザーから砂に戻したことでアメリカ馬が昨年から一気にまた参戦するようになったが、今年もヤル気まんまんである。カルフォルニアクロームは中でもアメリカいちのドバイ巧者。強力な刺客を送り込んできたアメリカに今年は勝てるのだろうか?今年はドバイワールドカップでホッコータルマエ、ドバイシーマCでドゥラメンテ、ドバイターフではモーリスと日本勢も大惜しみを一切感じさせない姿勢だ。世界が注目する競馬で日本馬は力を証明できるだろうか?今から楽しみは尽きない。