【インターナショナルS予想2024】ドゥレッツァは“消し”判断?不安材料多く、簡単には飛びつけない

今夜は英国のヨーク競馬場で欧州競馬の中距離王者を決めるG1「インターナショナルステークス」が開催。日本からは昨年の菊花賞馬・ドゥレッツァが参戦。

英国伝統の一戦への挑戦ということで応援したい気持ちは大いにあるが、骨折明け、4ヶ月の休み明け、初の海外遠征、61kgの重ハンデと不安材料は少なくない。海外のブックメーカーで予想オッズを見ると、ドゥレッツァは大体6~8番人気あたりに位置しており、伏兵的な立場での参戦が濃厚だ。

しかし日本国内の競馬メディアや専門誌では2番人気前後に推されており、やはり人気を集めている。馬券も単複馬券は売れているが、3連系は売れていない。あくまで応援馬券という意味合いで同馬を買っているファンが多いということなのだろう。

また、秋はジャパンCを最大目標に掲げており、この海外遠征は同レースでの褒賞金目当てと見るファンも少なくないはずだ。というのも、インターナショナルSで1着となれば、ジャパンCで10万米ドル~200万米ドルの褒賞金が出るため、挑戦する意味は大いにある。

ただ、ブックメーカーからの購入ならまだしも日本国内からの馬券購入となると妙味は少ない。英国の大手ブックメーカー・ウィリアムヒルでは34.00倍とある程度美味しいオッズがついているが、日本国内のオッズでは単勝オッズ2桁台にのるかどうかといったところ。このオッズでは正直買い難く、不安材料の多さに加えてレース適性面以外も考慮した陣営のレース選択を考えると、今回ドゥレッツァに関しては“消し”と判断したい。