イギリス競馬、6月1日から再開。動き始めた欧州の競馬
新型コロナウィルスの感染拡大防止のため無期限で開催を休止していたイギリス競馬は14日、6月1日から無観客競馬を再開する方針を明らかにした。
BHA(英国競馬統括機構)が発表した内容によると、再開日となる6月1日にはニューカッスル競馬場で8レースが行われ、6月1~8日のレーススケジュールも発表された。同期間ではニューカッスル競馬場をはじめ、ケンプトンパーク競馬場や、ニューマーケット競馬場、リングフィールド競馬場、チェルムスフォードシティ競馬場、ヘイドックパーク競馬場、ヤーマス競馬場など多くの競馬場でレースが再開される予定となっている。
今年最初の平地G1となるコロネーションカップ(芝、2410m)は例年エプソムカップで行われていたが、今年は5日にニューマーケット競馬場に替わって行われる。また、翌6日には牡馬三冠の初戦となる英2000ギニー(芝、1600m)、次いで7日には牝馬三冠の初戦となる英1000ギニー(芝、1600m)がそれぞれニューマーケット競馬場で行われる予定となっている。
BHAは3月に、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため4月末日までを開催休止期間としていたが、4月15日にはこれを無期限に延長することを発表していた。競馬の再開は約3カ月ぶりとなる。
なお、ヨーロッパでは5月7日にドイツ、5月11日にはフランスがそれぞれ無観客での競馬開催をすでに再開しており、アイルランドでも6月8日から再開される予定となっている。