【大阪杯2022予想】雨で波乱なるか？タフな馬場を苦にしない2頭をピックアップ！

G1昇格後6回目を迎えた大阪杯。例年豪華メンバーが集結するハイレベルな一戦で、すっかりG1レースとして定着してきた印象です。

今年も4歳世代の代表格エフフォーリアをはじめ、5連勝中の上がり馬ジャックドール、昨年の大阪杯の覇者レイパパレなど好メンバーが集結しました。ジャックドールは陣営がすでに“逃げ宣言”をしており、タイプ的にもここは小細工する可能性は低そうです。

エフフォーリアについては、後方からの競馬だと分が悪くなりやすい同レースの傾向を考えると、好位に取り付いて終いを伸ばしてくる「好位差し」狙いが濃厚。先行馬のレイパパレもジャックドールを見ながらチャンスを伺う、といった展開でしょうか。最後の直線はかなり見応えのある競馬が繰り広げられそうです。

勝ち馬はこの3頭の中から出ると見ていますが、今回本命視したいのは昨年の覇者、レイパパレです。

まず注目したいのが、当日が“雨”という点です。雨で重馬場となった昨年の大阪杯を逃げ切っており、タフな馬場は問題なし。阪神は先週も雨で、その前週の土曜も雨、今週は週中木曜日にも雨が降っていますし、使い込まれてきていることもあって当日はタフな馬場となる可能性は高そうです。ジャックドールの重馬場適性は未知ですが、エフフォーリアは良馬場で走りたい馬で、タフな馬場はマイナス。

斤量もエフフォーリアは前走からプラス2kg、ジャックドールがプラス1kgと増える中、レイパパレは前走からマイナス1kgの55kgと斤量面でもアドバンテージがあります。

当然、馬場や斤量面のアドバンテージを持ったレイパパレを降してくる可能性も十分にある2頭だとは思いますが、疑いたくなる部分もまだ残しており、昨年重馬場の同レースを制しているという確かな実績と、斤量面で有利なレイパパレを本命視したいと思います。

続いて対抗ですが、今回はレイパパレ同様、重馬場適性の高い馬を選出。その馬は、前走金鯱賞・3着馬アカイイトです。

昨年は、時計を要する馬場で行われたエリザベス女王杯を快勝し、G1初制覇を達成。雨で不良馬場となった2勝クラスの西尾特別でも、最後方から上り最速の脚で追い込んで快勝しているように、タフな馬場は苦にしないタイプです。

今回逃げ馬候補も多数いますし、ある程度ペースは流れそうな気配があります。前走の金鯱賞は距離短縮で変わり身を示して3着に好走しており、引き続き2000mのここは期待十分。馬場やペースなど条件は合いそうですし、叩き2戦目の上積みも見込めるここは上位に食い込んでくる可能性は高いと見ています。

ということで今年の大阪杯は、本命レイパパレ、対抗アカイイトという予想で勝負したいと思います。