ゴールドアクター、宝塚記念を回避。復活はもうないのか?
4月1日に阪神競馬場で行われた大阪杯で16着に敗れたゴールドアクター(牡7、中川公成厩舎)は、大阪杯後に目標にしていた6月24日の宝塚記念を回避することが明らかとなった。
後肢にダメージが残っているため、近日中には放牧へ出され、回復に専念する見通しだ。なお、復帰レースについては未定となっている。
ゴールドアクターは昨年の宝塚記念で2着に入着後、秋初戦のオールカマーの出走を予定していたが、これも後肢に不安が生じたため回避している。さらにその後のジャパンCでも体調が整わず回避となり、結果的に下半期を棒に振ってしまった。
2018年はアメリカJCCで約7ヶ月ぶりの復帰を果たしたが、11着に敗れ、続く大阪杯でも16着と2戦連続で二桁着順負けを喫した。
かつて2015年の有馬記念ではあのキタサンブラックを交わし、1番人気のゴールドシップにも先着してG1初勝利を果たし、世代交代を演出した名馬の一頭でもある馬だ。現在は約1年半ほど勝利から遠ざかってはいるが、まだまだ復活を待ち望むファンも少なくないだろう。
とは言え、このまま復帰が厳しくなると引退の文字もチラついてくる。状態が上がらない原因は様々あると思うが、前走ではかつての主戦騎手である吉田隼人騎手に手綱が戻ったこともあり、今一度人馬ともに良いところを見せてほしいところである。